プチシングルスのテニス大会に参加して得たこと
テニススクールに通っていると、ミニゲームやゲーム形式の練習をすることは定期的にあると思います。
しかし、それほど多くの時間が割かれるわけではないので、じっくりゲームを楽しむとなると仲間内でコートを借りてやるしかありません。
また、いつも似たようなメンバーでやっていても、自分のテニスが上達しているのか実感するのはなかなか難しいと思います。
ストロークやサーブなど個別の課題なら都度確認はできますが、試合に勝てるテニスができているかは実際に試合をしてみないとわからないからです。
そこで、気軽に参加できると評判の「プチシングルステニス大会」という草トーナメントに参加してみたので、その感想をお伝えしたいと思います。
プチシングルスとは
「プチシングルス」という名前を初めて聞く方も多いと思いますが、主に週末に開催されているテニスの草トーナメント大会です。
関西では「大阪(万博公園、北村)」「京都」、関東では「松戸」を中心にほぼ毎週末行われています。
元々は、主催者の方が副業で始められたものですが、10 年以上継続されていてその歴史は長いです。
参加後に知ったのですが、とある副業本にプチシングルスのインタビュー記事が掲載されていて、大会運営に対する熱い思いが伝わってきました。
また、プチシングルスという名前なのでシングルスの試合だけかと勘違いしそうですが、ダブルスも開催されているのでいつもの仲間と一緒に参加することができますよ。
プチシングルスに参加してみて
参加してみて感じたことは、とにかくテニスが好きな人が多く集まっているということ。
わざわざ遠いところからも参加しにくるくらいなので当たり前なのですが、皆さん社交的ですぐに仲良くなれました。
これまでに合計で 2 回の参加(見学も含めると3回)なので、まだまだ知らないことはたくさんありますが、雰囲気は十分感じられました。
大会については色々と段取りはありますが、リピーターの方がいればスムーズに進行できるように手伝ってくれますし、初めての人も安心して参加できる大会だと思います。
どうしても心配な人は、知り合いを誘ってダブルスに参加してみると早く溶け込めるかもしれませんね。
各地域のテニス協会のイベント(市民大会など)に参加される方は、ダブルスや団体戦をする機会があると思うので、みんなで参加して試合の雰囲気を体験しておくのもオススメです。
プチシングルスのデメリット
参加してみて全体的に印象は良かったのですが、少し不満に感じたこともありました。
プチシングルスの大会では、「レベル」や「種目」ごとに一定の参加枠が設けられていますが、申し込み状況によっては男女や大人・子供に関係なく試合が組まれることもあります。
私の知る限りでは、以下の参加枠が用意されています。
男子シングルス
女子シングルス
男子ダブルス
女子ダブルス
ミックスダブルス
また、ここからレベルごとに細分化されます。
初級
中級
上級
オープン
さらに、ジュニアとそれ以外で大きく 2 つに分かれます。
しかし、毎週のようにそれぞれの参加枠にバランスよく参加希望者が集まるわけではないので、男子ダブルスと女子ダブルスが対戦するケースもあります。
また、大人とジュニアが対戦することも珍しくありません。
初級の人には辛いですが、上級者と対戦するパターンも発生します。
プチシングルスのメリット
この大会の一番の特徴は「必ず5試合以上は試合ができる」という部分です。
これは、試合を時間制(15分や20分)にすることで実現されていて、試合の合間の待ち時間も少なくなるように配慮されています。
大会によっては、勝敗によって試合数に差が出たり、次の試合まで長時間待たされる場合もあると思いますが、その辺のデメリットをなるべく排除して参加者にやさしい運営方針となっています。
このメリットを出すために、レベルの違いや男女の違いはあれど、それぞれが良い経験を積んで帰れるように大会のトーナメントも工夫されています。
その日によってトーナメントパターンも異なるので、一言では言えないですが、とにかく多少のレベル差や年齢差があっても、楽しく試合ができるように仕込まれているのです(笑)
予選や本選のトーナメント表を見たら、皆さんビックリすると思います(笑)
作っている方は大変なのでしょうが・・・
対戦相手やレベルにこだわる必要はない
「プチシングルスのデメリット」で書いたように、対戦相手が申し込み状況に依存するのには少し抵抗がありました。
どうせなら、近いレベルの人と対戦して勝ちたいし、負けても接戦になるような試合がしたいと思っていました。
特に自分が初心者の場合は不安の方が大きいですからね。
でも、同じ「初級」と言っても実際に実力差は結構ありますし、相手が「中級」と言われても意外にいい勝負ができたりもします。
トーナメントの中で、世代の枠を超えて女子中学生ペアとダブルスの試合をする機会がありましたが、ものの見事にやられたという事実もあります。
テニスのレベルについては以下でも書きましたが、自分や相手がどのレベルかを明確に把握するのは難しいものです。
でも、相手が格下だとわかれば普段の大切な試合では試せないことをするチャンスですし、逆の場合は普段受けられないような球やテクニックを体感できる機会でもあります。
もちろん、なるべく近いレベルの人と試合ができるように進行されますが、レベルが大きく違う人と対戦することになっても、自分の立場なりに目的や課題や持って挑むことで良い経験になります。
いつまでも、近いレベルの人ばかり求めていても、それはそれで自分の進歩には繋がらないですからね。
まとめ
お金を払って参加している以上、試合に負けるのは悔しいけど得るものは大きいです。
参加者の目的や立場はそれぞれ違いますが、みんなテニスを楽しみたいし、いい勝負がしたいという思いは一緒です。
一方的にやられたら、相手に申し訳ないなっと思いがちですが、時間制かつ極力たくさん試合ができるという運営スタイルなので、そこは気にしなくても大丈夫です。
この大会に参加してみて、とにかく試合は場数だなとヒシヒシと感じました。
今は何かの大会を目標にしているわけではないのですが、テニスが上手くなりたいという思いはありますし、上達したなと感じる時はやはり試合に勝った時だと思います。
スクールの練習でショットやサーブがどれだけキレイに決まっても、試合でポイントを取った時と同じ達成感は味わえないですからね。
ここ 1 年は、小学生と一緒に練習する機会も結構多いですが、相手が誰であろうと試合は楽しいです。
小学生に普通に負けますけどね・・・。
暖かくなったら、またプチシングルスに参加してみたいと思います。