初心者が知っておくべきテニスのガットの基本知識
突然ですが、ガットってどうやって選んでますか?
コーチにお任せしたからわからない
テンションって何ですか?
ピンク色だったらなんでもいいもん
私もそうでしたが、テニスを始めたばかりの人でラケットやガットなどの道具にこだわっている人は少数です。
自分が使っているラケットのメーカーすら知らないっていう人もいますし、最初はテニスをすることだけで一杯一杯かもしれませんね。
しかし、ガットは週 1 回のテニスの人でも 3~6 ヶ月くらいで張り替えるのが目安なので、近いうちにガットについて考える場面がやってきます。
そこで、初心者の人がガットについて最低限知っておいた方がいいことを自分なりに考えてみました。
ガットの種類
一般のテニスプレイヤーが使うガットの素材は、主に「ナイロン」と「ポリエステル」の 2 種類です。
テニスショップやテニススクールでも、売り場の 8 割以上はこれらのガットが占めていると思います。
実際に、自分のラケットに張ってあるガットがどちらの素材かわかりますか?
ナイロンガット
ショップ店員さんやコーチにお任せした場合、大体はナイロンガットを勧められて買っていると思います。
私は最初から自分で購入しましたが、色や値段しか見ていなかったのでどちらを張ったのかうろ覚えです(笑)
ただ、ナイロンガットの方は色の種類が多く、透明感があったりキラキラした煌びやかなガットもあります。
ポリガット
逆にポリガットは、色の種類がある程度限定されていて色味も原色に近いものが多いです。
クリア色で選んだ人はきっとナイロンガットじゃないかなと思います(笑)
ポリの中でも、ヨネックスのポリツアーシリーズはカラフル感があって好きなんですけどね。
ポリツアープロのフラッシュイエローとかキレイじゃないですか?
それぞれ、どういったタイプの人に合っているかとか、こだわり始めるとキリがないですが、まずはナイロンとポリの 2 種類があるということを覚えておけばいいと思います。
(ナチュラルは一旦は無視して大丈夫)
ナイロンガットの選び方については、以下にもまとめていますのでご覧ください。
ガットの張替えの目安
冒頭でも書きましたが、週 1 回のテニスの人だと 3 ヶ月から 6 ヶ月くらいがガットの張替えの目安と言われています。
見た目ではあまりわからないと思いますが、ガットは張り替えた時点から消耗が始まっているので、テニスを休んでいたからといって長持ちするわけではありません。
常にラケットの内側で、ピンッと張った状態を維持し続けているわけですからね。
そこで、時間が経つにつれて徐々に緩みが生じてくるわけなのですが、初心者の場合はそこを感じ取れる人は少ないと思います。
実際に私もガットの消耗を肌で感じたことはありません(笑)
3 ヶ月で張り替えるのが目安というのは、コーチの営業トークだとずっと思い込んでいたくらいですから・・・。
アウトが多くなるのはちょっとした目安
では、どのタイミングで張り替えるのがベストかということですが、消耗すると緩んでくるということは、ボールが飛びやすくなるということです。
よって、先週までと同じ感覚で打ってもアウトが増えてきたとか、最近よく飛ぶようになってきたなと感じたら、前回のガットの張替え日をチェックしてみるといいと思います。
ちなみに、ポリガットの場合はパフォーマンスの低下が激しいので、ナイロンガットよりテンション維持が短命になると言われています。
そこまでこだわりがなければ、ガットや張替え代の割引キャンペーンにタイミングを合わせてもいいかもしれませんね。
実際にはガットを張り替えたときに、張り替える前より良くなったと時間して変化を感じられることが多いみたいですね。
ガットの使用履歴を覚えておく
ガットを購入したお店(会員カードのある)やテニススクールに確認すれば、過去に購入したガットを調べてもらうことができます。
歴代の使用ガットを覚えておく必要はありませんが、できることなら最近使っているガットくらいは自分で覚えておくといいでしょう。
私がテニスを始めた頃は、白色(クリア、ホワイト)や透明感のあるガットを使っていたのでナイロンだったと記憶しています。
記憶が曖昧なのは、ガットを意識し始めたのがテニスを始めて 1 年くらい経過してからだからなんですよね(笑)
テニス初心者のうちは、そのくらいガットを意識することはないということです。
でも、一時期ハマったポリガットは頭の片隅においていますよ。
ストロークの不調をガットのせいにしてあれこれと試していた時期があるので、1,2 回しか使ったことのないガットもありますが・・・。
バボラのリベンジのように、トレンドに合わなくなってくると生産中止になるガットもあるので、自分に合うガットを見つけたらスペックも意識しておくと良さそうです。
ポリツアープロには「フラッシュイエロー」のカラーが用意されているのですが、これは照明が当たるとすごくキレイでかっこいいですよ。
不調な時はガットの種類よりもテンション
ガットを張り替える時に、ショップ店員さんから「テンションはいくつにしますか?」と必ず聞かれると思います。
テンションというのは「ガットを張る強さ」のことです。
わからない場合は、男性だったら50くらい、女性だったら48くらいで張ってみて、張り替えるタイミングで必要に応じて調整していくといいと思います。
大雑把な説明だと、テンションを上げるとボールが飛びにくくなり、下げるとボールが飛びやすくなります。
テンションのこだわりはそれぞれ
ただ、テンションが高い方が強い球が打ちやすくなりますので、ストロークが安定してきたら上げてみるのもいいかもしれませんね。
ラケットの縦と横でガットやテンションを変える人もいるくらいなので、上級者になってくるとこの少しの違いが感じられるのでしょうか。
錦織も、かなりガットのテンションにはこだわりが強いと聞いたことがあります。
プロ選手はみんなそうかもしれませんけどね。
自分のテンションを意識しておく
私の場合は、テニスを始めた時は48にしました。
まだ始めたばかりだからという理由で、なぜか遠慮して目安の50から2下げてます(笑)
それから徐々に増やして最近は53で固定していたのですが、ストロークが安定しなかったので思い切って45にしてみました。
打球をつかむ感覚を取り戻して、もう一度出直そうという思いからです。
これまでは前後2くらいで調整してきましたが、思い切って大きく変えたみた方が違いも感じやすかったりします。
ガットに悩んでいる方はテンションを大きく変えてみてもいいかもしれませんね。
まとめ
ガットについて自分なりの思いを書いてみました。
以下のことを意識してテニスをしていくと、将来的にプラスにはなってもマイナスにはならないと思います。
・自分のラケットに張ってあるガットの種類
・自分のラケットに張ってあるガットのテンション
・自分に合った張り替え時期の目安
テニス仲間やコーチとの会話のネタにもなりますし、自分で使う道具に対して少しくらいこだわりを持った方が、もっと楽しくなるハズです。
ただ、テニスを始めたての頃は技術面での伸びしろも多いですし、ガットよりも練習を優先した方がいいのは間違いありません。
少しマンネリ化してきた時に、ガットについてじっくり考えてみてもいいかもしれませんね。