江坂テニスセンターのスクール、昔はよかった?2025年の変化とリアルな印象
江坂駅近くにあるテニススクールに通い始めてから、もう数年が経ちました。
以前、当スクールについての印象やレッスン内容などを詳しく紹介した記事を公開しましたが、実際にこれを読んで入会したという人に出会ってビックリしました。

今回はそのアップデート版(2025年版)として、現在のサービス内容や運営状況について感じていることを率直にまとめてみました。
正直なところ、以前と比べてややサービス水準の低下を感じる部分も出てきており、通い続けているからこそ見えてきた変化もあります。
この記事では、
- コーチ陣の入れ替わりの多さ
- 月謝やガット張り料金の値上がり
- コートの使い方に関するルール変更
など、通う上で気になるポイントを中心にご紹介していきます。
これから入会を検討している方や、すでに通っていて不便を感じている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
コーチ陣の入れ替わりが増加
入会当初は、コーチの入れ替わりはほとんどなく、人気のあるコーチも長く定着していて、スクール全体に安定感がありました。
新しく入ってくるコーチもいましたが、アシスタントとして経験を積み、そのままクラスを任されて長く続けるケースも多かった印象です。
しかし、今から5年ほど前から徐々に流れが変わり始め、人気のコーチが次々といなくなるようになりました。
それ以降、新しく入ってきたコーチも比較的短期間で辞めてしまうケースが増え、入れ替わりの激しさが目立つようになっています。
この変化はコロナ前から見られていたため、単に感染症の影響だけではなく、スクールの運営体制や待遇面など、何かしらの内的な要因があるのではと感じています。
生徒側としては、コーチが変わることで新しいアドバイスがもらえたり、違った角度から技術を見てもらえたりするという良い面もあります。
ただその一方で、「教え方のスタイルが合わない」「急に質が落ちたように感じる」といった戸惑いや不満が生じることもあり、必ずしもポジティブな変化とは言い切れません。
特に長く通っている生徒にとっては、コーチとの信頼関係や積み重ねが突然リセットされてしまう感覚があり、これはモチベーションの低下にもつながりかねない問題だと感じています。
レッスンに関する制度の変化
2025年現在、レッスンの運営に関していくつかの変更が見られます。
コーチ減少による影響
まず一時期、コーチの人数が大きく減ったことで、希望する時間帯のレッスンが休講や中止になるケースがありました。
受けたい日に受けられない状況が続き、不便を感じた方も多かったのではないかと思います。
現在は体制もある程度整い、改善傾向にはありますが、今後も不安定さが残る印象です。
レッスン時のコート複数面使用
また、レッスン中に使えるコートの運用ルールにも変更がありました。
以前は、時間帯によっては隣接する空きコートも自由に使えることがあり、実質1.5〜2面、時にはそれ以上の面数を使えることもありました。
この柔軟さが、江坂テニスセンターの魅力のひとつだったと感じている方も多かったと思います。
しかし、2025年7月頃から「空きコートがあっても1面のみ使用可」という運用に変わったようです。
おそらく経費(電気代や空調など)の観点での判断かもしれませんが、事前告知もなく静かにルールが変わったことで、少し残念に思っています。
すべてのレッスンで常に複数面が使えていたわけではないので、人によっては「もともと1面だったから変わらない」と感じるかもしれません。
ですが、柔軟に広く使える環境があったからこそ、通い続けていた方にとってはマイナスの変化と言えるでしょう。
費用面の変化と負担感
2025年現在、費用面についてもいくつかの変更が見られます。
レッスンの月額費用の増額
たしか2023年頃だったと記憶していますが、レッスンの月額費用が一律で1,000円値上げされました。
インドア型のテニススクールとしては、周辺と比較して極端に高額というわけではありませんが、それでも近年のサービス内容の変化を踏まえると、「値上げに見合った満足度が得られているか?」という疑問は残ります。
特に、コーチの入れ替わりの多さや、使用できるコートの制限など、これまで享受できていたサービスが少しずつ減ってきている中での値上げは、やはり印象としてはマイナスです。
スクール自体の立地や施設の利便性などを考慮すれば、今でも通い続ける価値はあると感じていますが、通学に時間がかかる方やコストを重視する方にとっては、他のスクールへの切り替えを検討するきっかけになるかもしれません。
ガット張りに関する変更
2024年に入ってから、ガット張りの工賃が2,200円(税込み)に改定されました。
それ以前は1,650円(税込み)だったため、約50%近い大幅な値上げとなります。
さらに、これまで無料だった他店購入ガットの持ち込みも有料化され、現在は持ち込み1回あたり600円の手数料がかかるようになりました。
江坂テニスセンター内でガットを張ることには、以下のようなメリットがあります。
- ラケットを別のショップに持っていく手間がかからない
- スクールの営業時間内で依頼できるため、柔軟性が高い
- 担当コーチに直接依頼できる(いつも自分のプレーを見ている人に張ってもらえる安心感)
一方で、デメリットも存在します。
- 取り扱っているガットの種類が少なく、こだわる人には物足りない
(※取り寄せ対応は可能) - ガット張りの技術はコーチによって差があり、専門ショップのスタッフほどのクオリティが安定していないと感じることもある
このような特徴を踏まえると、「利便性はあるけれど、コストパフォーマンス面では以前より魅力が薄れてしまった」というのが率直な印象です。
周辺のテニスショップと料金がほぼ同水準、あるいはやや高くなったことを考えると、スクール内で張り替える動機が弱まってしまったと感じています。
総合的に見て:それでも通い続ける理由
ここまで書いてきたように、近年の江坂テニスセンターにはサービス面での変化やややマイナスに感じられる点がいくつか見られます。
それでも私が引き続きこのスクールに通い続けているのには、やはり理由があります。
まず、施設全体が清潔に保たれており、気持ちよくレッスンが受けられる環境が整っていること。
また、最寄駅からのアクセスが良く、仕事帰りでも通いやすい点も大きなメリットです。
コーチの入れ替わりがあるとはいえ、現在の担当コーチに対して特別大きな不満はなく、レッスンの質も一定のレベルが保たれていると感じています。
さらに、スクール内で行われる練習試合やミニ大会などの機会が多く、試合経験を積みたい人にとっては非常にありがたい環境です。
通い続ける理由がなくなってしまうかもしれない人
一方で、江坂テニスセンターが合わないと感じる方もいるかもしれません。
たとえば、施設の老朽化(コート周辺や更衣室など)や、空調の効き具合など設備面の快適さを重視しない方にとっては、料金とのバランスに納得しづらい部分があると思います。
また、遠方から通っている方の場合、近年のサービス内容の変化や利便性の低下を感じたときに「そこまでして通う価値があるかどうか」で迷いが生じやすいかもしれません。
さらに、すでに市民大会や草トーナメントなどで積極的に試合に出場している方にとっては、スクール内での練習試合やイベントが物足りなく感じたり、出る必要性を感じなかったりすることもあるでしょう。
まとめ:変化に向き合いながら通う2025年
ここまでの内容から、ややネガティブな印象を持たれたかもしれません。
実際、入会してからの数年間は非常に満足度が高かっただけに、近年のサービス内容の変化や質の低下が目につくようになったのは正直なところです。
もちろん、週に1回、軽く運動として楽しむ程度であれば、そこまで大きな影響を感じない方も多いでしょう。
ただ、テニスに対する熱量が高まってきたり、もっと充実したテニスライフを求めたりするようになると、ささいな変化や不便が徐々に気になってくるのも事実です。
私自身も最近は外のコートでのプレー機会が増え、テニスの頻度には困っていません。
それでも、江坂テニスセンターでは気軽にイベントや練習試合に参加できる機会があり、それが大きな魅力のひとつだと感じています。
これからも、よほど大きな不満がない限りは、ここを拠点にテニスを楽しんでいきたいと思っています。
少しでも、通うかどうかを検討している方の参考になれば幸いです。