初級者でも大丈夫!!江坂テニスセンターの試合に参加してみた感想
テニスが楽しくなってきたけど、試合に出るにはまだ早いよね
試合でミスしたらペアの相手に悪いから、もっと練習して上達してからにしようかな
試合に出たいけど、ストロークの調子が戻ってきてからにしようかな
こんな言い訳ばかりして、試合の申し込みをする勇気がなかなか出ないって悩んでいませんか?
私はこれまで多くのイベントに参加してきましたが、実はゲームイベント(試合)の申し込みだけは躊躇していました。
まさに冒頭に書いた通りのしょうもない葛藤です(笑)
しかし実際にゲームイベントに出てみないと、いつまで経っても雰囲気がつかめないままモヤモヤしますよね。
今回は、江坂テニスセンターのゲームイベントについて、実際に体験した内容を紹介していきます。
ゲームイベントで得られること
ゲームイベントに参加する前は、ずっと以下のようなことを考えていました。
・相手はどのくらい強いんだろうか
・みんなの前で試合するのは嫌だな
・まったく相手にならなかったら迷惑かな
どれもネガティブなマイナス思考ですね(笑)
せっかくお金を払って参加する立場なのに、こんな弱気のまま臨むのはもったいないです。
(今だから言えることですが)
あと、誰もあなたの試合になんか注目していないので、カッコよく決めようがミスしようが、周りを気にする必要はありません。
実際にゲームに参加してみると、最初に思い描いていた不安とかはまったくなく、プラスな印象だけが残りました。
・楽しい(意外と通用する)
・悔しい(しょうもないミスをした)
・ポジショニング悪いかも?(発見)
・セカンドサーブ覚えようかな(課題)
もちろんゲームなので勝ち負けはあるのですが、その勝敗以上に、試合中の 1 ポイント 1 ポイントにドラマがあります。
自分の良かったところ、悪かったところ、もっと練習したいテーマ、今度コーチに聞いてみたいことなど、短時間のうちに色々なものが見えてきます。
ゲームイベントの進行
ゲームイベントの進行ですが、私の当初のイメージとは大きく異なっていたので説明しておきます。
私は過去に、「プチシングルス」という草トーナメントに 2 回くらい参加したことがあります。
そのトーナメントは、最低でも 1 人 5 試合できるように、1 試合の時間が決まっており過密スケジュールとなっていました。
(たくさん試合ができることを優先しているので承知の上ですが)
タイマーで試合時間を管理し、時間がきたらそこが最終ポイントとなり勝敗が決まります。
その試合が終われば、すぐに次の試合が始まるという忙しさで、試合とは別の不安もありました。
もちろん、初参加の人には主催者や周りの人がフォローしてくれるので心配はありませんけどね。
しかし江坂テニスセンターのゲームイベントは、「プロの試合なの?」というくらい時間をたっぷりと使って進行していきます。
・集合はゲーム開始の 20 分前
・試合前練習がある(最初の試合のみ最大 5 分)
・コートチェンジの度に休憩がある(次のプレーまでに90秒)
・次の試合までには数分の休憩時間がもらえる(トイレ休憩や着替えの時間程度)
コートチェンジの休憩の時に、ボールガールが日よけの傘を差してくれたり、水を渡してくれるっていうサービスはないですけどね(笑)
ゲームイベントは日曜日の 17 時くらいから始まることが多いのですが、決勝戦や 3 位決定戦が終わるのはダブルスで 21~22 時くらい、シングルスだと 22~23 時くらいです。
てっきり 1 試合 30 分くらいでどんどん進行していくと思っていたのですが、1 試合に 60 分くらいかかっている試合もあったのではないでしょうか。
集合から試合までの流れは、ざっとこんな感じですね。
・イベント当日の受付は 20 分前から
・受付時に参加賞の飲み物がもらえる
・集合場所で試合球が渡されてコートへ移動する
・1 試合は 6 ゲーム先取(2 ゲーム以上の差が必要)
・6-6 になったらタイブレーク
・勝った方がボールを持って受付に勝敗を報告する
予選もトーナメントも、みんな並行して試合を行っていますし、待ちがある人も他の試合を見る必要はなく、次の自分の出番までは完全に自由行動です。
よって、多くの人が自分の試合に注目することはないので、変にプレッシャーを感じたり、女の子の前でいいところを見せようなんて気にもならないので安心してください。
本線のトーナメントで敗退したら、自由に帰宅して OK なので、最後まで他の人の試合を見守る必要もありません。
ゲームの感想
初めて試合に参加して、それなりに時間が過ぎたので、ゲームの感想をまとめておきたいと思います。
試合慣れしていくと最初の頃の感想と変わってくると思いますが、「初心忘るべからず」ということで、その頃の気持ちも書き残しておきたいと思います。
参加したのは以下の 3 種目。
・男子シングルス
・男子ダブルス
・ミックスダブルス
レッスンの上位クラスは出られる試合のレベルが限定されますが、下のクラスの人に制限はありません。
(R1 や R2 の人もよく見かけます)
一番下のプログレスだけでなく、積極的にフューチャーズやチャレンジャーに参加している人も多いので、試合慣れしたい人にはオススメです。
・プログレス(R3以下)
・フューチャーズ(R4以下)
・チャレンジャー(実践以下)
・オープン
男子シングルス
私は最初に「男子シングルス」の試合に参加したのですが、そもそもシングルスの試合自体が初めての経験でした。
またゲームイベント前に、別のイベントで 3 時間練習していたので、疲労回復のためにアミノ酸飲料を飲みながらの参加。
しかもゲームイベント前の練習イベントで、コーチからシングルスの特徴(ポイント)について軽く教えてもらってたくらい準備不足でした。
・サーブはセンター寄りから打つ
・ポジショニングはセンター付近
・まずは 1 ゲーム取れたら十分
・次に 1 試合勝てたら上出来
数分間でしたが、上記のアドバイスだけもらって試合に挑みました。
試合の結果は以下の通り。
2 – 6(負け)
6 – 2(勝ち)
4 – 6(負け)
初参加で、しかもシードの選手に勝てたことが嬉しかったです。
負けた試合も、イージーミスや消極的になった部分が多かったので、試合慣れしていけば勝てるチャンスは増えていくのではないでしょうか。
ボレーにも何度も挑戦しましたし、抜かれそうな打球をギリギリのバックボレーで決めた自画自賛のファインプレーもありました。
ミスは多かったですが、1 つでも納得のいくプレーがあったことは収穫でしょう。
試合は絶対に「慣れ」なので、慣れで解決する部分もきっと多いハズです。
男子ダブルス
シングルスの参加から約半年後、ダブルスの試合にも参加しました。
ダブルスの場合はペアが必要なので、身近なところに参加意欲のある人がいないと成立しません。
男子ダブルス、女子ダブルス、ミックスダブルスと、江坂テニスセンターでは 3 種目がありますが、シングルスに比べると募集ペア上限に達しない場合が多いイメージがあります。
レッスンやイベントのミニゲームではダブルスを行うことがほとんどだと思いますが、ペアを決めて試合に挑むという流れができにくいのかもしれませんね。
・いきなり試合に誘うのは抵抗がある
・断られたら嫌だと思ってしまう
・試合でミスをして相手に迷惑を掛けたくない
やはり、ここでも消極的になってしまう人が多いのかなと思います。
逆に女性の方が積極的で意欲のある人が多いので、女子ダブルスやミックスダブルスの方が成立しやすいかもしれませんね。
っと書きながら、私が参加したのは「男子ダブルス」なのですが、定員 16 組のうち、参加したペアは半分くらいでした。
男子ダブルスは人気がないのかも・・・
参加ペアの数に応じて予選のグループも 3 組になったり 4 組になったりしますが、4 組の場合は待ち時間を作らずに次の試合ができるので、体力的な負担は大きいですが、試合効率の面では大きなメリットがあります。
ダブルスの試合をしていて、シングルスと違うなって感じたのは以下のこと。
・ペアの結束力がある
・1ポイントごとに作戦を考えている
・ダブルスのノウハウが必要
ペアの結束力がある
私は即席のペアで参加したのですが、相手のペアは皆さん結束力がありました。
優勢の場合、劣勢の場合に関わらずお互いに声を掛け合っています。
「次、取っていこう」
「ここ粘っていこう」
など、前向きな言葉で集中力を高めています。
1ポイントごとに作戦を考えている
これは、テニスに限らずバドミントンなど他のプロの試合を見ていてもわかりますが、ダブルスは 1 ポイントごとにペアで何か話をしています。
相手ペアの動きを見て、狙っていく場所や、相手の特徴などを情報交換しているのかもしれません。
どちらかというと、私は狙われた方だと思いますが(笑)
ただ、即席ペアの私は、コートチェンジの時に会話をすることはあっても、ゲーム中に情報交換をすることはしませんでした。
ここはペアとしての経験次第といったところでしょうか。
ダブルスのノウハウが必要
普段、レッスンではダブルスの動きの練習を中心にしています。
しかし、試合の中でボレーをする際に、ついつい相手の後衛にボールを返してしまうことがありました。
とっさのボレーの場合は後衛に深い球を返すことは悪くありませんが、余裕があって決められるときにもついつい強いボレーを後衛の正面に返してしまう・・・。
練習では繋ぎのボレーが多く、あまり決めることに特化したボレーをしないのも理由にあるのかもしれません。
本来なら T ゾーンなど前衛と後衛の間や、前衛の足元、サイドなどに決め切る必要があります。
練習中に決め切ってしまうと、ラリーが途切れてしまうのでついつい繋いでしまいますが、ここの意識を変えていかないと、いつまで経っても決めるボレーができないという不安が出てきました。
せめてレッスン中のゲームでは決めるボレーを心掛けたいですね。
ミックスダブルス
男子ダブルスの経験を活かして、その後ミックスダブルスにも参加しました。
「初めてだし 1 勝できたらいいよね」
っという軽い気持ちで挑んだのですが、接戦を制し準決勝まで進むことができました。
課題の多い試合が多かったですが、ペアの方に助けられた感じです。
まあ試合なんて、課題を見つけるための手段なので、勝ち負けよりもそこが得られるかがポイントです。
ロブ合戦になることが多かったから、もっと別の展開ができたら良かったかな
前衛のときに後ろのボールを諦めるのが早かったから、もっと積極的に取りに行けば良かったかも
お互いが課題を持ち帰って、次回、またペアを組んで参加できたらいいですね。
男子ダブルスにも言えることですが、ペアを固定している人と、その時々で変えている人、皆さんバラバラです。
お互いの目的に合わせて経験を積んでいけると良さそうです。
ファイナルゲーム
江坂テニスセンターのゲームイベントは、種目やレベルごとに年に 2~5 回の開催があります。
イメージとしては下記のような感じです。
・男子シングルス(3回)
・ミックスダブルス(3回)
・男子ダブルス(2回)
・女子ダブルス(2回)
・男子シングルス(5回)
・ミックスダブルス(3回)
・男子ダブルス(3回)
・女子ダブルス(3回)
・男子シングルス(5回)
・ミックスダブルス(3回)
・男子ダブルス(3回)
・女子ダブルス(3回)
ゲームに参加すると、順位によってポイントが獲得できます。
(参加するだけで少しもらえる)
このポイント数が多いと、年末に開催されるファイナルの試合に参加できる確率が高くなります。
ファイナルはシングルスの場合は上位 8 人、ダブルスの場合は上位 8 ペアのみが無料で参加できるゲームイベントです。
(プロと同じような感じですね)
申込者の中から上位 8 人(組)なので、微妙なラインの人でもチャンスはあります。
またダブルスの場合は、ペアそれぞれの持ちポイントの合計で参加申し込みできるので、年間のポイントが少ない人でも、ポイントが多い人と組めば参加できる可能性も出てきます。
開催される種目はレベルによって異なるかもしれませんが、主に以下の 2 つになります。
・男子シングルス
・ミックスダブルス
試合慣れしてきたら、ここへの参加も目標にしていきたいですね。
まとめ
江坂テニスセンターのゲームイベントについて紹介してきました。
・丸山コーチが主催している
・時間をたっぷり使って進行する
・最低でも 3 試合はできる(雨天の場合は別)
・必ず良い経験になる
・今の自分に足りないものがわかる
・3 位までに入ると賞品がもらえる(参加数によって 2 位までの場合もある)
経験値が増えることと、試合慣れすることで、普段のレッスンにおいても視野が広がります。
時々、周りから以下のような声が聞こえてくることがあります。
「私はまだ一番下のクラスだから出ない」
「あの人、私より下手なのに試合に出てる」
なんて、後ろ向きな発言をしている暇があったら、どんどんチャレンジしていきましょう。
テニスが楽しくなってきて、少し上手くなってきたと感じた時が、次に進むときなのです。
また、ゲームイベント以外のイベントについてもまとめてみましたので、興味があればご覧ください。
イベントの予約で早起きするのが苦手って方は、IT が当たり前の時代でもあるので、積極的にプログラムを活用していきましょう。