40代テニスプレーヤーがコンタクトデビュー!視力アップが試合結果に与えた意外な効果
若い頃から視力は良い方で、両目とも0.9前後あり、ずっと裸眼で生活してきました。
40歳を過ぎた今でも日常生活にはまったく困っていません。
看板やスマホの文字も問題なく読めるし、テニスも裸眼のままプレーしていました。
しかし、免許更新の際に視力検査で「少し視力が落ちていますね」と指摘され、軽くショックを受けました。
そのとき、ふと考えたのです。
「もしかして、最近の試合でミスが増えたのは視力のせいかもしれない…?」
普段は問題なくても、テニスのように高速で動くボールを追うスポーツでは、わずかな視力低下が影響するのではないか、と。
1年前にコンタクトデビュー
そうして私は、ちょうど1年前に初めてコンタクトレンズを試すことにしました。
最初は「本当に違いがあるのかな?」と半信半疑でしたが、眼科で視力を測定すると、裸眼だと0.6〜0.9、コンタクト装着で1.2まで改善することがわかりました。
初めて装着したときは少し違和感があったものの、慣れてしまえば自然な感覚です。
「これは試合でどんな変化が出るだろう?」とワクワクしながら、コンタクトをつけてコートに立ちました。
プレイ中は変化を感じないが、結果は少しずつ変わっていった
実際にテニスで使ってみると、裸眼とコンタクトの間に劇的な違いは感じませんでした。
正直なところ、「まぁ、なくてもできるな」というレベル。
しかし、試合を重ねていくうちに、結果に少しずつ変化が現れてきたのです。
- 最初の一歩が速く出せるようになった
- ボレーやスマッシュの成功率が上がった
- フレームショットが減った
- ラリー中のミスがわずかに減少
「大きく見える」というより、自分が思った通りにプレーできる場面が増えた感覚でした。
考察:視力アップがテニスプレーに与える影響
ここからは、自分自身の経験をもとに、なぜコンタクトによって試合結果が変わったのかを考えてみます。
これは私の体感だけでなく、科学的な根拠とも一致する部分がありました。
① 初動反応のスピードが上がる
人間の動作は
「見える → 判断する → 体を動かす」
という順番で行われます。
もし視力が少しでも落ちていると、最初の「見える」段階で情報が曖昧になり、判断がわずかに遅れます。
テニスは相手のラケットの動きやボールの軌道を瞬時に判断するスポーツなので、視界がクリアであることが極めて重要です。
このわずかな差が、最初の一歩の速さとなって現れるのです。
② ボールの回転や軌道がブレにくくなる
特にネットプレーや至近距離でのラリーで強く感じました。
裸眼だと、高速で動くボールがわずかにブレて見えることがあります。
コンタクトをつけるとそのブレが減り、
- ボールの回転がはっきり見える
- スイートスポットで捉えやすい
- フレームショットが減少
という変化がありました。
これは特にスライスやスピンのボールで効果が出やすく、ネット際の駆け引きが楽になりました。
③ 判断の迷いが減り、プレーが安定する
視力が低下していると、脳は「たぶんこうだろう」という推測で動くことになります。
これが無意識の迷いや不安につながります。
コンタクトで視界がクリアになると、判断がスムーズになり、結果的にメンタル面にも好影響が出ました。
「今のは確実にインだ!」と迷わずプレーできることで、試合中のストレスが減ったのです。
視力と動体視力の関係
ここで整理しておきたいのが、静止視力と動体視力の違いです。
視力の種類 | 特徴 | テニスでの役割 |
---|---|---|
静止視力 | 止まっている物を見る力 | ラケットやラインを見る、サーブのトスなど |
動体視力 | 動いている物を見る力 | ボールのスピードや回転を読む |
コンタクトで改善できるのは主に静止視力ですが、静止視力が上がると動体視力に近い能力も間接的にサポートされます。
つまり、「動体視力そのものが上がるわけではない」ものの、見える情報が増えて脳が処理しやすくなるため、結果としてプレーが向上するのです。
結論:視力に悩むテニスプレーヤーへのアドバイス
私がこの1年間で感じた結論は、以下の3つにまとめられます。
結論① 普段は困らなくても、試合では差が出る
日常生活では視力0.8〜0.9あれば十分ですが、試合ではわずかな情報の遅れが結果に直結します。
「なんとなく見えている」状態と
「はっきり見えている」状態では、
反応スピードが明らかに違います。
特に40代以降は老眼の影響もあり、近距離での見え方が変化しやすいので、試合だけでもコンタクトを使う価値は大きいと感じました。
結論② まずは眼科で正確に測定する
コンタクトを検討する際は、必ず眼科で視力を測定しましょう。
特に以下を確認することが大切です。
- 静止視力(基本的な視力)
- 動体視力(動く物を見る力)
- 近見視力(近くを見る力)
その結果に応じて、普段は裸眼、試合や練習だけコンタクトという使い分けもおすすめです。
結論③ 視力は「プレーの道具」のひとつ
ラケットやシューズにこだわるように、視力もまたプレーを支える重要な要素です。
コンタクトで視力を補正することは、単なる「見えるための手段」ではなく、パフォーマンスを引き出すための投資だと考えています。
私自身もコンタクトで劇的に変わったわけではありませんが、
- 最初の一歩が速くなる
- ボレーやスマッシュが安定する
- 勝率がじわじわ上がる
という効果を実感できました。
まとめ
最後に、この記事のポイントを簡潔にまとめます。
- 視力アップは動体視力そのものを変えるわけではない
- しかし、見える情報が増えることで脳の処理がスムーズになり、プレーが安定する
- 日常生活で困らないレベルでも、試合では大きな差が出る可能性がある
- まずは眼科で測定し、試合だけコンタクトを使うという選択肢もおすすめ
テニスはわずかな判断の差が勝敗を分けるスポーツです。
もし最近「ボールが見づらい」「反応が遅れている気がする」と感じているなら、ぜひ一度コンタクトを試してみてください。
それがあなたのプレーをもう一段階引き上げてくれるかもしれません。