【Google】サブスクリプション商品の特典オファーの種類と設定
Google のサブスクリプション(定期購入)の商品には、大きく 3 つの特典(オファー)が用意されています。
(2024年6月17日現在)
・無料トライアル
・1 回限りのお支払い
・割引が適用された定期的なお支払い
無料トライアルは何年も前から利用して馴染もありますが、割引系の特典は利用がしたことがなかったのですよね。
そこで今回は、Google Play Billing における特典の種類と挙動についてまとめてみました。
最近は、Apple や Amazon のプラットフォームでも、アプリ内課金でオファー関連機能が充実しつつあるようですね。
定期購入商品の設定
定期購入商品の設定は 2022 年に大きく変更がありました。
特にベースプランの登場と、それに関連する特典の階層構造になったことは記憶に新しいですね。
では、3 種類の特典を 1 つずつ見ていきましょう。
1 ヶ月ごとに自動更新されていく定期購入商品のベースプランに、特典を追加するところからスタートします。
期間: 1ヶ月ごと、自動更新
価格: 1000円(JPY)
猶予期間: 7日間
アカウントの一時停止期間: 30日
では、ベースプランに特典を追加してみましょう。
無料トライアル
まずは無料トライアル。
特典 ID はどの特典でも共通で以下の仕様があります。
・使える文字は半角の英数字とハイフンのみ
・先頭にハイフンは使えない
・63 文字以内
提供の条件は以下の 3 種類から選択できますが、「新規ユーザーの獲得」を選択し、資格は「この定期購入を利用したことがない」とします。
「特典タグ」の仕様は以下の通り。
・使える文字は半角の英数字とハイフンのみ
・先頭は英字のみしか使えない
・20 文字以内
・タグは最大で 20 個まで
タグの最大数は特に記載がないのですが、20 個以上登録するとバリデーションエラーとなります。
最後の「段階」ですが、ここでは無料トライアルを選択します。
期間は 2 週間としておきましょうか。
価格は最初の 2 週間が無料となるので、一律でそのような設定がされます。
これで、ベースプランへの無料トライアルの特典追加は完了です。
1回限りのお支払い
1 回限りのお支払いも設定の流れは無料トライアルと同じ。
大きく異なるのは「段階」の設定となります。
まずは段階で「1回限りのお支払い」を選択します。
期間は 1 ヶ月としておき、価格のオーバーライド設定を「割引率」にします。
割引率だと各国の設定も一律でキレイに更新してくれるので、テストで利用する場合は割引率がオススメ。
割引が適用された定期的なお支払い
割引が適用された定期的なお支払についても同様、大きく異なるのは「段階」の設定となります。
まずは段階で「割引が適用された定期的なお支払い」を選択します。
請求対象期間についての詳細な記載がありませんが、デフォルトの「2」の場合は最初の 2 ヶ月と言うことになるでしょうか。
(毎月更新のサブスクリプションの場合)
ちなみに、請求対象期間の最大は 53 のようです。
価格のオーバーライド設定は、先ほどの 1 回限りのお支払いと同じく「割引率」にします。
お試し特典の動作確認
ここまで、以下の 3 つの特典について設定方法を紹介してきました。
・無料トライアル
・1 回限りのお支払い
・割引が適用された定期的なお支払い
無料トライアルなどの動作確認は「Play Billing Lab」のアプリを使わないと難しいので、以下の記事を参考にしてみてください。
上記アプリを使うことで、無料トライアル以外の割引特典も試すことが可能です。