勉強会や輪読会に使える話題の書籍(2025年版)
毎年恒例の「エンジニア本大賞」
勉強会や輪読会のネタになる 1 冊があるハズです。
ここでは、2025 年の年初に発表された、技術書のベスト 10 を紹介します。
Amazon Bedrock 生成AIアプリ開発入門
AWS環境で「動く」生成AIアプリを構築するための実践バイブル
『ITエンジニア本大賞 2025』の技術書部門ベスト10に選出された本書は、AWSが提供するマネージドサービス「Amazon Bedrock」を使い、実務レベルの生成AIアプリケーションを開発するための決定版です。
単なる理論解説に留まらず、Claude 3などの最新モデルの活用法から、現場で最も求められているRAG(検索拡張生成)、さらには自律的にタスクをこなすAIエージェントの構築まで、手を動かしながら学べるハンズオン形式が最大の特徴です。
🚀 本書の注目ポイント
- フルカラーで直感的: 複雑なAWS構成図やプログラムの挙動が、カラー図解で非常に分かりやすく整理されています。
- 実務直結の技術スタック: LangChain(LCEL)を用いた最新の開発手法を網羅。現場ですぐに転用できる知識が身につきます。
- サーバーレスで手軽に開始: インフラ管理の負担が少ないBedrockをベースにしているため、個人開発者でも試しやすい内容です。
🎯 こんな人におすすめ
- AWSを活用して、社内DXや生成AIサービスを立ち上げたいエンジニア
- RAGの仕組みを体系的に理解し、精度の高い回答を生成させたい方
- 特定のLLMに縛られず、複数のモデルを柔軟に使い分けたい開発者
GitHub CI/CD実践ガイド
GitHub Actionsを使いこなし、開発サイクルを劇的に加速させる一冊
GitHubを単なるコード置き場ではなく、強力な自動化プラットフォームへと変貌させるための実践的なガイドブックです。本書は、今やデファクトスタンダードとなった「GitHub Actions」を中心に、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)の基礎から応用までを徹底的に解説しています。
「ビルド・テスト・デプロイを自動化したいけれど、設定ファイルの書き方やベストプラクティスがわからない」という悩みを、豊富な具体例とともに解消してくれます。
🚀 本書の注目ポイント
- 現場の「あるある」に対応: 単純な自動化だけでなく、ワークフローの再利用(Reusable Workflows)やセキュリティ対策(GitHub Actionsの権限管理)など、実務で直面する課題を網羅。
- 主要クラウドとの連携: AWS、Google Cloud、Azureなど主要なクラウドプラットフォームへの安全なデプロイ手法が具体的に示されています。
- 運用フェーズまでカバー: セルフホストランナーの活用や、コストを抑えるための最適化、エラー時のデバッグ手法など、導入後の運用も考慮された内容です。
🎯 こんな人におすすめ
- GitHub Actionsを基礎から体系的に学び、開発チームの生産性を上げたい方
- 手動でのデプロイ作業から解放され、より本質的な開発に集中したいエンジニア
- セキュアで効率的なCI/CDパイプラインの設計指針を知りたいテックリード
ChatGPT & Copilotの教科書
AIを「なんとなく使う」から「成果を出す」へ変える決定版
「生成AIを使い始めたけれど、期待通りの回答が返ってこない」「ChatGPTとCopilot、結局どちらをどう使えばいいの?」——そんな疑問を抱えている方に最適なのが本書です。
単なるツールの操作説明に留まらず、AIとの対話の質を劇的に向上させる「プロンプトエンジニアリング」の基礎から、ビジネス現場での具体的な活用シーンまでが網羅されています。ITエンジニアはもちろん、非エンジニアのビジネスパーソンからも絶大な支持を得てベスト10入りを果たしました。
🚀 本書の注目ポイント
- ChatGPTとCopilotを徹底比較: 似ているようで異なる2つのツールの特性を整理し、シーン別の使い分けを明確に解説しています。
- すぐに使える実戦プロンプト: 企画立案、メール作成、コードのデバッグなど、明日から仕事で使える具体的な指示文(プロンプト)の例が豊富です。
- Microsoft 365連携を網羅: ExcelやPowerPoint、Wordなど、日常業務にCopilotがどう食い込んでくるのか、その破壊力を疑似体験できる内容です。
🎯 こんな人におすすめ
- 生成AIを仕事の「相棒」として使い倒し、生産性を劇的に高めたい方
- プロンプトの書き方に悩み、いつも「期待外れ」の回答に終わってしまう方
- 組織へのAI導入を検討しており、ツールの全体像を把握したいマネージャー層
サイバーセキュリティの教科書
「知らない」では済まされない、全エンジニア必携のディフェンス・バイブル
DXや生成AIの普及により、サイバー攻撃の手口は日々巧妙化しています。本書は、特定の技術に偏ることなく、ネットワーク、OS、Webアプリケーション、そして組織の運用まで、サイバーセキュリティの全体像を体系的に学べる「正統派」の入門書です。
「セキュリティは専門家に任せればいい」という時代は終わりました。開発の初期段階からセキュリティを考慮する「セキュリティ・バイ・デザイン」が求められる今、本書はエンジニアとしての市場価値を支える強固な土台となってくれます。
🚀 本書の注目ポイント
- 圧倒的な網羅性と信頼感: 脆弱性の仕組みから、最新の「ゼロトラスト」の考え方、インシデント発生時の対応まで、実務に必要なトピックが漏れなく解説されています。
- 図解が豊富で挫折しない: 概念的で難解になりがちなセキュリティの仕組みを、豊富な図解とともに視覚的に理解できる工夫が凝らされています。
- 「攻撃者の視点」が身につく: 単なる対策の羅列ではなく、「なぜ攻撃が成立するのか」という構造から解説されているため、応用力のある防御思考が養われます。
🎯 こんな人におすすめ
- セキュリティの基礎を一度体系的に学び直したいWeb・インフラエンジニア
- 脆弱性の少ない、安全なコードを書けるようになりたい開発者
- 顧客に対してセキュリティ対策の根拠をしっかり説明できるようになりたい方
ソフトウェア開発現場の「失敗」集めてみた
他人の失敗は「最高の教材」である。現場のリアルを凝縮した生存戦略本
成功事例は華やかですが、実は現場で本当に役に立つのは「どうして失敗したのか?」という血の通った経験談です。本書は、多くのエンジニアが経験する「仕様変更の嵐」「納期直前のバグ発覚」「コミュニケーションの乖離」といった、ソフトウェア開発における多種多様な失敗事例を赤裸々に集めた、類を見ない一冊です。
失敗を笑うためではなく、同じ轍を踏まないための「防衛策」として、エンジニアやプロジェクトマネージャーがどう動くべきだったのかを深く考察しています。
🚀 本書の注目ポイント
- 「あるある」が止まらない具体例: 「技術選定のミス」「テスト不足による炎上」など、どの現場でも起こりうるエピソードが満載で、一気に読み進められます。
- 失敗の「構造」を分析: 単なる体験談で終わらせず、なぜその失敗が起きたのかという背景やメカニズムを論理的に解説。
- チームを救う処方箋: 失敗を防ぐためのチームビルディングや、リスク管理の考え方が身につき、明日からの現場での立ち振る舞いが変わります。
🎯 こんな人におすすめ
- プロジェクトの「炎上」を未然に防ぎたいリードエンジニアやマネージャー
- 過去に苦い経験があり、その教訓を体系化して整理したい方
- これから開発現場に出る、あるいは実務1〜3年目で「現場のリアル」を知りたい方
体験しながら学ぶ ネットワーク技術入門
「座学」で終わらせない、パケットの流れを自分の手で再現するネットワーク学習の新定番
ネットワークの学習は、OSI参照モデルやプロトコルといった抽象的な概念が多く、挫折しやすい分野の一つです。しかし、本書はその壁を「体験」というアプローチで取り払ってくれます。
自分のPC上で仮想環境を構築し、実際に手を動かしてパケットを飛ばし、その挙動を観察する。このステップを繰り返すことで、単なる用語の暗記ではない「エンジニアとして一生モノのネットワーク基礎体力」が身につきます。
🚀 本書の注目ポイント
- 「なぜ?」が解ける実験型アプローチ: HTTPリクエストがどう飛び、ルーターがどう経路を制御しているのかを、実際にコマンドを打ちながら確認できます。
- 図解と実機確認のセット: 理論の説明と、Wiresharkなどを用いたキャプチャ確認がセットになっているため、納得感が違います。
- インフラ・クラウドの理解が深まる: AWSやGCPなどのクラウド環境も、結局は物理ネットワークの基礎の上に成り立っています。本書を終える頃には、クラウド設定の「意味」が明確に理解できるようになります。
🎯 こんな人におすすめ
- ネットワークの参考書を読んでも、いまいちピンとこなかった初学者の方
- インフラ構成図やトラブルシューティングに強くなりたいバックエンドエンジニア
- 応用情報技術者試験などのネットワーク分野を、単なる暗記ではなく本質から理解したい方
7日間でハッキングをはじめる本
攻撃の仕組みを知らなければ、守ることはできない。「ホワイトハッカー」への第一歩
「ハッキング」という言葉に、どこかワクワクするエンジニアは多いはず。本書は、セキュリティ学習のハードルをグッと下げ、わずか7日間というカリキュラムで、攻撃者がどのような手法でターゲットを狙うのかを体験できる一冊です。
単なるツールの紹介に留まらず、実際に仮想環境を構築して「攻撃のプロセス」を自分の手で再現することで、脆弱性が生まれる仕組みや、それを防ぐための本質的な知識を身につけることができます。
🚀 本書の注目ポイント
- 挫折させない「7日間構成」: 1日目から最終日までステップバイステップで進むため、初心者でも迷わずに学習を完結させられます。
- 「Kali Linux」を使いこなす: セキュリティエンジニアの標準ツールであるKali Linuxの導入から活用法までを網羅。プロの道具立てを体験できます。
- 「倫理観」もしっかりカバー: 法律やモラルの解説も充実しており、正しい知識を正しく使うための「ホワイトハッカー」としてのスタンスを学べます。
🎯 こんな人におすすめ
- セキュリティに興味はあるが、何から手をつけていいか分からない初心者
- 自分の書いたコードがどう攻撃されるのか、その裏側を体験したい開発者
- CTF(ハッキングコンテスト)に挑戦してみたいエンジニア志望者
ハッキング・ラボのつくりかた
自室に「実験室」を。攻撃と防御を心ゆくまで試せる、エンジニアの秘密基地構築術
セキュリティを学ぶ上で最も重要なのは「実際に試すこと」ですが、現実のネットワークでそれを行うわけにはいきません。本書は、自分のPC内に安全な隔離環境(ハッキング・ラボ)を構築し、そこでありとあらゆる攻撃手法を検証するための手法を網羅した、究極の「自習用ガイド」です。
600ページを超える圧倒的なボリュームには、仮想環境の構築から、Windows・Linuxへの侵入実験、ネットワークの盗聴、そしてそれらを防ぐための対策までが、驚くほど詳細に記述されています。
🚀 本書の注目ポイント
- 「壊しても大丈夫」な環境が手に入る: VirtualBoxやKali Linuxを使い、現実世界に影響を与えずに実験を繰り返せる環境の作り方がゼロからわかります。
- 圧倒的な技術的深度: 表面的なツールの使い方だけでなく、パケットがどう動き、OSのどの脆弱性が突かれているのかという「裏側の仕組み」を深く掘り下げています。
- 辞書代わりになる網羅性: 一度読んで終わりではなく、特定の技術や攻撃手法について調べたい時に必ず答えが見つかる、エンジニアのデスクに一冊置いておきたい重厚な内容です。
🎯 こんな人におすすめ
- 理論だけでなく、実際に自分の手でハッキングと防御の全行程を体験したい方
- インフラやネットワークの深い知識を、実践を通じて身につけたいエンジニア
- CTF(ハッキングコンテスト)や資格試験のさらに先、実戦的なスキルを追求したい方
VTuberサプーが教える! Python 初心者のコード
「動けばいい」を卒業!Pythonらしい、きれいで効率的なコードが身につく
Pythonの基本文法は覚えたけれど、「自分のコードはなんだか冗長な気がする」「もっと効率的な書き方があるのでは?」と悩んでいませんか?本書は、そんな初級者が一段上のステップへ進むための「脱・初心者」バイブルです。
著者は登録者数10万人を超える人気VTuberのサプーさん。動画での分かりやすさはそのままに、現場で嫌われない「読みやすく、保守しやすいコード」の書き方を、対話形式で楽しく学ぶことができます。
🚀 本書の注目ポイント
- 「Before → After」形式で一目瞭然: 「初心者が書きがちなコード」を「Pythonらしい(Pythonicな)コード」へ書き換えるプロセスを丁寧に解説。改善の理由が論理的に理解できます。
- 挫折させない親切設計: 難しい用語を極力使わず、図解やキャラクター同士の掛け合いを通じて、直感的に「良いコード」の感覚を養えます。
- 実務で役立つTipsが満載: リスト内包表記や関数の設計、便利なライブラリの使い方など、独学では見落としがちなテクニックが凝縮されています。
🎯 こんな人におすすめ
- Pythonの基礎は学んだけど、自分のコードに自信が持てない方
- 「Pythonic(Pythonらしい)」と言われる書き方を、具体的に知りたい方
- 動画で学ぶのが好きで、書籍でも同じような分かりやすさを求めている方
面倒なことはChatGPTにやらせよう
「AIを使いこなす側」へ。退屈なルーチンワークを自動化する最強の仕事術
「ChatGPTは面白いけど、結局仕事の何に使えるの?」という疑問に対する、最も具体的で実用的な答えがここにあります。本書は、メール作成や議事録の要約といった事務作業から、データ分析、Excel操作、さらには簡単なプログラミングまで、日常の「面倒なこと」をChatGPTに丸投げするためのノウハウを凝縮した一冊です。
ITエンジニア本大賞のベスト10に選出されたのは、単なるブームではなく、これが「明日から使える生存戦略」だからに他なりません。
🚀 本書の注目ポイント
- 「指示出し(プロンプト)」のコツを徹底解説: 期待通りの成果物を出してもらうための具体的な命令文が豊富に紹介されており、そのままコピー&ペーストして使えます。
- Python連携でさらに強力に: ChatGPTにコードを書かせて、手作業では何時間もかかるファイル操作やデータ収集を一瞬で終わらせる手法もカバーしています。
- 非エンジニアでも実践可能: 専門知識がなくても読み進められる平易な解説で、ITスキルの有無に関わらず、すべての「忙しい人」の味方になってくれます。
🎯 こんな人におすすめ
- 毎日、大量のメール返信や資料作成に追われているビジネスパーソン
- Excelやスプレッドシートの関数、マクロを組むのが苦痛な方
- ChatGPTを「ただのチャット」から「頼れる秘書」へ進化させたい方
