勉強会や輪読会に使える話題の書籍(2022年版)
毎年恒例の「エンジニア本大賞」
勉強会や輪読会のネタになる 1 冊があるハズです。
ここでは、2022 年の年初に発表された、技術書のベスト 10 を紹介します。
アジャイル開発とスクラム
「アジャイル開発とスクラム」は、現代のソフトウェア開発手法であるアジャイル開発とその 1 手法であるスクラムについて詳しく解説した書籍です。
アジャイル開発の基本的な理念や価値観から始まり、スクラムの具体的なプラクティス、役割、イベント、成果物について詳細に説明しています。
また、実際のプロジェクトでの事例や経験を交えて、アジャイルとスクラムがどのようにプロダクト開発を効率化し、品質を向上させるかを理解することができます。
この本は、プロジェクトマネージャー、開発者、スクラムマスター、プロダクトオーナーなど、ソフトウェア開発に関わるすべての人にとって有益な 1 冊となるでしょう。
多くの開発現場で取り組まれているアジャイル開発。
名前だけのなんちゃってアジャイルにならないようにしたいですね。
シェル・ワンライナー160本ノック
「シェル・ワンライナー 160 本ノック」は、UNIX や Linux 環境での作業効率を大幅に向上させるシェルスクリプトの 1 行コマンド、通称「ワンライナー」を学べる書籍です。
160 の具体的な問題を通じて、テキスト処理、ファイル操作、システム管理など、幅広いタスクを効率的にこなすためのワンライナーの書き方を学ぶことができます。
また、各問題の解説では、そのワンライナーがどのように動作するのかを詳しく説明しているため、シェルスクリプトの理解を深めることも可能です。
初心者から経験者まで、シェルスクリプトに興味のあるすべての読者にとって、この本は非常に有益な 1 冊となるでしょう。
パイプで繋いだり、ループを書いたりと、何かと役立つワンライナー。
厳選しても 160 個もあるとは・・・。
AI・データ分析プロジェクトのすべて
「AI・データ分析プロジェクトのすべて」は、AI やデータ分析プロジェクトを成功させるための実践的なガイドブックです。
データ収集から前処理、モデル構築、評価、運用までの一連のプロセスを詳細に解説し、実際のプロジェクトで直面する課題や解決策を具体的に紹介しています。
また、プロジェクトマネージメントの観点から、プロジェクトの進行管理やリスク管理、ステークホルダーとのコミュニケーションなど、技術面だけでなく組織運営面の重要性も強調しています。
AI やデータ分析に関わるエンジニア、データサイエンティスト、プロジェクトマネージャーなど、この分野のプロフェッショナルにとって、非常に参考になる 1 冊となるでしょう。
AWSではじめるインフラ構築入門
「AWSではじめるインフラ構築入門」は、クラウドコンピューティングの基礎から始まり、具体的な AWS のサービスの使い方までを解説した書籍です。
EC2、S3、RDS などの主要な AWS サービスの使い方や設定方法を詳細に説明し、読者が自身で AWS を利用したインフラを構築できるようにガイドしています。
また、セキュリティ設定やコスト管理、トラブルシューティングなど、運用面での知識も豊富に提供しています。
この本は、AWS を利用したインフラ構築の初学者から経験者まで、幅広い読者にとって有益な 1 冊となるでしょう。
私は「AWSのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書」という本で勉強会をしましたが、どこまでの知識を求めるかによって選択する本も変わってきそうですね。
コチラの本は 2021 年にノミネートされています。
機械学習を解釈する技術
「機械学習を解釈する技術」は、機械学習モデルの結果を解釈し、その意味を理解するための手法に焦点を当てた書籍です。
ブラックボックスとされる機械学習モデルの予測結果がどのように導き出されるのか、どの特徴量が予測に大きく寄与しているのかを明らかにする技術を詳細に解説しています。
また、それらの技術を用いてモデルの精度を向上させる方法や、ビジネス上の意思決定に活用する方法についても紹介しています。
データサイエンティストや機械学習エンジニア、または機械学習の結果をビジネスに活用したいマネージャーなどにとって、非常に有益な 1 冊となるでしょう。
達人プログラマー
「達人プログラマー」は、プログラミングスキルを向上させ、プロフェッショナルな開発者になるためのガイドブックです。
コードの書き方だけでなく、ソフトウェア開発の全体像を理解し、問題解決のスキルを磨くためのアドバイスが詰まっています。
また、プロジェクト管理、チームワーク、キャリア開発など、技術面だけでなく人間性やプロフェッショナリズムについても深く掘り下げています。
この本は、プログラミング初学者から経験豊富な開発者まで、ソフトウェア開発の道を歩む全ての人にとって、非常に有益な 1 冊となるでしょう。
データ指向アプリケーションデザイン
「データ指向アプリケーションデザイン」は、大規模なデータシステムを設計、構築、維持するための包括的なガイドブックです。
この書籍は、リレーショナルデータベース、NoSQLデータベース、ストリーム処理、バッチ処理など、様々なデータシステムの概念と原則を解説しています。
また、それらのシステムを適切に選択し、組み合わせて使用する方法を示し、具体的なアプリケーションデザイン例も提供。
さらに、データの一貫性、可用性、パフォーマンスなどについて深く掘り下げています。
この本は、データエンジニア、データアーキテクト、システムデザイナーなど、データシステムに関わる全てのプロフェッショナルにとって、非常に価値ある 1 冊となるでしょう。
分析者のためのデータ解釈学入門
「分析者のためのデータ解釈学入門」は、データ分析における結果の解釈とその適用に焦点を当てた書籍です。
統計的な方法を用いて得られた結果をどのように理解し、それを具体的なビジネスや研究の意思決定に活用するかについて詳しく解説しています。
また、データの信頼性やバイアスの問題、結果の不確実性など、データ分析における重要な考慮点についても触れているのが特徴。
この本は、データ分析を行うアナリストや研究者、またはデータを活用した意思決定を行うマネージャーやエグゼクティブなどにとって、データをより深く理解し活用するための有益な 1 冊となるでしょう。
モノリスからマイクロサービスへ
「モノリスからマイクロサービスへ」は、大規模なモノリシックなシステムをより小さな、独立したマイクロサービスに分割するための戦略と手法を詳しく解説した書籍です。
マイクロサービスへの移行がもたらす利点と挑戦、それをどのように実現するかについて具体的なガイドラインと事例を提供しています。
また、マイクロサービスの導入と運用における重要な考慮点、例えばサービス間の通信、データ管理、セキュリティなどについても触れています。
この本は、システムアーキテクト、開発者、IT マネージャーなど、ソフトウェア開発と運用に関わる全てのプロフェッショナルにとって、非常に有益な 1 冊となるでしょう。
数年前、マイクロサービスのシステムに携わりながら、「責務が意識できていない」と別のエンジニアから詰められ購入した本。
買ったのはいいけど、オライリー本は苦手なんだってば(笑)
LeanとDevOpsの科学
「Lean と DevOps の科学」は、DevOps とリーンの原則を組み合わせて、ソフトウェア開発と運用のプロセスを効率化し、組織のパフォーマンスを向上させる方法を解説した書籍です。
この本は、DevOps の導入と実践における最善の戦略と手法、そしてそれを支えるリーンの原則と科学的なアプローチを詳しく説明しています。
また、実際の事例を用いて、DevOps とリーンがどのように組織の文化を変革し、製品の品質を改善し、生産性を高めるかを示しています。
この本は、DevOps エンジニア、システム管理者、IT マネージャーなど、ソフトウェア開発と運用に関わる全てのプロフェッショナルにとって、非常に有益な 1 冊となるでしょう。
実際にチーム内の勉強会で選ばれた本。
昔から開発と運用の両方に携わっていますが、DevOps については理解しておいた方がいいのかな。