2019年にやったことと2020年の目標(仕事、技術、書籍)
2019 年もあっという間に終わり、2020 年がスタートしました。
正月休みも残りわずか・・・。
気持ちを入れ替える意味でも昨年を振り返っておきましょう。
2019 年は 1 年間ずっと同じ現場にいて、良くも悪くも多くの経験を積みました。
新しい要素としては、「サブスクリプション」「ネイティブアプリの課金(Android, iOS)」「スクラム開発」などでしょうか。
では、振り返り。
昨年のものはこちらを参考に。
ネイティブアプリの課金
ちょうど 2018 年から 2019 年にかけて、ネイティブアプリの課金についての調査を開始しました。
これまでは課金する側でしたが、課金の仕組みを提供する側になったこともあり、GooglePlay や Apple のドキュメントと闘いました。
都度課金だけでも、初めて覚えることがたくさんあって、ネイティブアプリで挙動を確認しながらの大変な作業でした。
また、春以降はサブスクリプション(月額など)の課金にもチャレンジし、こちらはこちらで都度課金とは違う苦労が多くありました。
自分なりに備忘録として記事にまとめていましたが、Google や Apple の仕様変更が発表されたり導入されたりと、なかなかこれといったまとめはできませんでした。
ただ、世の中はサブスクリプションモデルがかなり流行っているので、この知識は持っていて悪くない気がしています。
ネットカフェで作業すると捗る
2019 年もお世話になったネットカフェ。
ただ、タスクが明確じゃないと集中力を欠いてしまうところが露呈し、一時期は行かなくなりました。
集中して行いたい作業を決めていかないとダメですね。
これは同時に、個人でやっている仕事に対して注力できていない証拠でもあるので、趣味で作っているサイトなどの見直しが必要なのかも。
2020 年は多くのものに手を出さずに絞っていきたいですね。
占いや数秘術に興味を持つ
ちょっとした世間話がキッカケで、数秘術というものを知ることになります。
占いについては嫌いではないですが、どこか信用できないイメージを持っていました。
生命保険の担当の人から毎月もらえる「今月の運勢」は楽しみにしていますが、1 回読んで満足して終わりって感じですからね。他人に自分の人生をとやかく言われたくないという気持ちがどこかにあるのでしょう。
ただ、「数秘術」という分野は知らなかったので、自分なりに調べたり聞いたりして、「誕生数」や「運命数」「ヨガ数秘学のチャート」などを生年月日から簡単に計算できる仕組みを作ってみました。
実際には、この計算後の結果を使って、自分や相手との相性を考えていく(リーディング)作業が必要なのですが、そこまではさすがに知識がないので踏み込んでいません。
意外だったのは、数秘学の誕生数や運命数が表している性格が自分と比較的一致していたことです。
また、ネットカフェで「ゲッターズ飯田」さんの「五星三心占い」という本を読んで、自分の生年月日のところだけは熟読してみました。
WordPressを継続的に使用している
このブログもそうですが、これまで AWS で独自にシステムを組んでサイト運営することが大半でした。
昨年の振り返りでも書きましたが、2018 年に WordPress を少し触り始めて 2020 年の今も継続しています。
AWS で運用しても良かったのですが、最終的にレンタルサーバを契約しサーバ管理はお任せするという形にしました。
レンタルサーバは「エックスサーバ」と「mixhost」で悩んだのですが、いろいろと考えた結果「mixhost」で決定。
- mixhost
- xserver
お盆休み期間にサーバダウンがありましたが、レンタルサーバなので仕方ないと割り切りました。
半日くらいダウンしたのはいただけないですけどね。
まあ、2019 年に関しては AWS も大規模障害があったので、どこでサーバ運用するのが正解なのか答えは出ないです。
GCP だったら良かったのかとか、AWS でお金をかけまくってマルチ AZ やマルチリージョン構成をガチガチに組んでおけば良かったとか、すべては結果論でしかありません。
そもそも個人でそこまでお金かけたくないですからね。利益に見合ったインフラ構築にすべきでしょう。
EKS
2019 年は AWS の ECS を使って仕事をする場面が多かったのですが、夏くらいに初めて EKS を使いました。
Kubernetes 自体がほぼ初めてだったので、kubectl とかコマンドを覚えるのも大変だった記憶があります。
EKS はまだまだこれからのサービスだと思いますが、もう少しマネージドサービスの領域が増えてくると楽になりそうです。
費用(コスト)やスケーリングの管理のしやすさなど、今後 ECS と比較されていき勝敗がつくのではないでしょうか。
クラウドネイティブを語るほど知識は増えなかったので、2020 年の課題としたいと思います。
個人的には ECS に慣れたこともあるので ECS でいいよって感じです。
スクラム開発
アジャイルだのスクラムだの、言葉だけが先行している現場が多いですが、今の現場でもスクラム開発に取り掛かりました。
ただ、こういったチームマネジメント的なものは個人的には好きではない。
性格的に、少人数や単独での開発を好むっていうのもあるかもしれませんが、ここまで形式化しなくてもいいかなって。
他の人が開発している機能や仕様は理解しておきたいっていう気持ちはあるけど、少し無駄な時間を使ってしまっている感がある。
これも慣れなのかなぁ。他社の開発現場とか、成功例とか見てみたい。
2019年に読んだ技術本
2018 年ほどじゃないですが、2019 年も本はたくさん買いました。
「買いました」ってところがミソで、読まずにブックオフに行った本もあります・・・(ゴメン)
マイクロサービス
すっかりお馴染みのマイクロサービス。
ですが、扱い方を間違えるとモノシリックなアプリケーションに逆戻り。
しかも中途半端に・・・
すべてのアプリをマイクロサービス化すればいいというわけではないですし、ただ単にトレンドに乗っかってマイクロサービスアーキテクチャを採用するのもナンセンスですよね。
これまでマイクロサービスアーキテクチャを採用したプロジェクトに参画してきましたが、自分の頭の中では各モジュールの責任範囲(責務とか)をあまり意識していなかったことが露呈しちゃいました。
機能を分割しただけの、なんちゃってマイクロサービスだったわけですね。
そういったことに気付ける(気付かせてくれる)タイミングがあったのは不幸中の幸いでしょう。
ということで、こんな本を読んでみました。
マイクロサービスのアーキテクチャを意識したサービス運用の全体像はつかみやすい本です。
モノシリックなアプリをこれから分割していこうと思っている人にオススメですが、マイクロサービスで考えておくべきヒントが「監視」や「障害に対する備え」など項目別に書かれているので、運用改善向けの本としても使えます。
また下記の本は、身近なところに何人か持っている人がいたので買わなかった。
もう少し、マイクロサービスのアーキテクチャに特化した内容なのだろうか。
今度、貸してもらおう。
デザインドキュメント?なにそれ美味しいの?っと思いながらもスルーしていましたが、こういった知識も少しはかじっておかないと廃人化しちゃうのかな。世知辛い世の中だね。
ここでは、モノリシックなサーバーは書いたことあるけど、マイクロサービス・アーキテクチャやそれに類するシステムの開発はしたことがない、というアプリケーション・エンジニア向けに Wantedly でのマイクロサービス開発において予め知っておくと良い考え方やプラクティスをまとめていきます。
Microservices : The Good Parts #1 デザインドキュメントを書こう
ただ上記の記事、技術力の高いエンジニアが多そうな会社のものではあるけど、いくら技術力があっても事業や経営の成果が伴わないと株価は 1 年でああなっちゃうのか・・・。
そうなると、優秀なエンジニアに支払われる対価もそこまで期待できなくなるので、両方(組織と事業)がうまくいかないとモチベーションが続かない人も出てきちゃうのかな?
意外に、システムは古くさくてシンプルなんだけど、ニッチな領域を攻めていたり、営業をうまくやっている会社の方がエンジニアの費用対効果は良さそうな気がする。
例えば、下記の予約システムを作っている会社とか、クリニックなどの予約システムの大手とかも、営業にはお金かけてそうだけど、エンジニアの費用対効果は良さそう。
もちろんエンジニアのスキルは他社でも通用するものなので、会社の事業計画に共感できなくなったら転職すればいいだけの話ですけどね。
辛い時期を乗り越えれば、その後、種をまいていた事業が成功して大きな恩恵(ストックオプションがたまってからの上場とか)が受けられるケースもあるかもしれないので、職場の雰囲気や居心地がよければ経営状態はあまり興味のないことなのかもしれませんね。
おっと、話が脱線したのでこの辺で。株主としてちょっと言わせてもらいたかっただけです(笑)
入門監視
オライリー本は苦手だったのですが、これは本の厚さといい文字の大きさといい、なかなか読みやすい本でした。
内容的に運用の話になるので、本だけ読んでいるとピンとこない部分も多く、これは勉強会向きかなと。
世の中にはオライリーの書籍を読むと睡魔が襲ってくる人と、夢中になって読み込んでしまう人の両方が存在することがよくわかった。
上記でも触れたけど、一見読みやすそうな「プロダクションレディマイクロサービス」「マイクロサービスアーキテクチャ」でも、専門用語連発で複雑な図などがいきなり登場してくるページがある。
いつの間にか目がショボショボしてきて眠りに落ちている。眠りの小五郎状態である。
ついつい読み込んでしまう本というのは自分の興味がある分野で、眠くなってしまうのは興味がないか、興味はあるけど理解しにくい本(自分の頭が足りてないのか、本の説明が悪いのかはわからない)
ますます、自分はエンジニアに向いてないなと思える瞬間でもある。
もっと若い段階で気付いて、エンジニアの職から離れるべきだったのだろうか。この記事を読むといつもそう思う。
「プログラマ 35歳 定年説」、みなさんも一度は 聞いたことがあるのではないかと思います。 35歳ぐらいになったらプログラミングなんて仕事は若い人に譲って、 マネジメントをやりなさい、 という趣旨ですね。
プログラマ 35歳 定年説
Pragmatic Terraform on AWS
ちょうど Terraform を使い始めた時期でもあったので、技術書展で売り出されるこの電子書籍は非常に魅力的でした。
ダウンロード版もすぐに発売されたので、東京に住んでいない自分にとってもありがたかったです。
『Pragmatic Terraform on AWS』では、Terraformを使ってAWS上にシステムを構築するノウハウを、100以上のサンプルコードとともに紹介します。ECS Fargateなどのマネージドサービスを中心にアーキテクチャ設計を行い、Terraformで実装します。サンプルコードはGitHubでも公開しています。ぜひ手を動かしながら一緒に学びましょう。
Pragmatic Terraform on AWS
現場によっては既に Terraform に詳しい人がいて、AWS の環境構築をするためのフレームワークっぽいものを利用している場合もあります。
そうなると、初めて Terraform を使う人にはチンプンカンプン
現場の定義を理解して覚えていくのもいいですが、1 から Terraform を勉強したい場合はこの電子書籍がオススメです。
やはり最後は、自分だけで定義をスラスラ書けるようになりたいですよね。
2019年の目標確認
2020 年の目標の前に、2019 年にやりたいこととして挙げていたことが実現できたのか振り返ってみます。
オンラインサロン
結果的にオンラインサロンには 1 つも参加しませんでした。
「西野亮廣エンタメ研究所」もそうですが、「人生逃げ切りサロン」も Facebook 必須ということで断念。
実は 2019 年に Facebook アカウントは削除しちゃったのです。
ここ数年は使ってなかったし。200 人くらいの友達と繋がっていると言っても、実際に連絡とり合っているのは数人だったり・・・。
2020 年もいまのところ興味のあるオンラインサロンはないので予定なしです。
WordPress
これは上でも書きましたが、継続できていますね。
mixhost のプランのグレードアップもしましたし、2020 年は WordPress 上で運営するサイトを増やしてみたいと思います。
データ分析
2019 年に公開していた馬の成績ですが、なんと 5 年連続の回収率 100% 超えということで一安心。
昨年も雑誌や書籍で馬券術を見かけては、データ分析もちょこちょことしていました。
直近だと「ストライクZONE」でしょうか。収支の期待はしていないですが、この手の試みは嫌いではないです。
昔はこういった馬券術も多かったのですが、結局、まともに収支を公開していないのが流行らない原因なのでしょうね。
まあ、著者が詳細な収支を公開しないということは使えないってことなのですが・・・。
まとめ
世の中に役立つ何か
めっちゃ曖昧ですが、2020 年は世の中に役立つ何かをシステムとして作りたいと思います。
これまではアフィリエイトとか競馬という視点で、どちらかというと自分の利益に繋がる要素が強かったですね。
数秘学の計算などは既に喜んで使ってもらった実績がありますが、こういったものの幅を広げていけたら幸いです。
同じ業界や職種の人たちばかりと関わっていると、どうしても物事の視野が狭くなりがちです。
2019 年は「飲食関係」「薬剤師」さんなど、他業種の知り合いも増えました。
また、自分から占いのお店に入れば、数秘学や象数学などの知識の底上げもできるかもしれません。
2020 年は現場を変えるかどうかはわかりませんが、2019 年よりは行動力を発揮していきたいですね。