Jenkins2.403のバージョンアップで公開鍵のインストールエラー
AmazonLinux2 に Jenkins をインストールしようとしたら以下のエラーが発生。
Important Notice: Beginning with LTS 2.387.2 and weekly 2.397, releases will be signed with a new GPG key.
Administrators must install the new key on their servers before attempting to update Jenkins.
以前、2.235 のインストール時に似たような状況になりましたが、どうやら今回も同様のパターンのようです。
今回は、AmazonLinux2 にJenkins2.387LTS や 2.397 以上をインストールする際のエラーについて対応していきます。
エラーの原因
Jenkins では 2.387 LTS や 2.397 以降のバージョンで、署名に使われている GPG キーが新しくなっています。
よって、サーバに新しいキーをインストールしてあげないと Jenkins のインストールやアップデートができません。
また、LTS の 2.361.1、ウィークリーの 2.357 以降では Java11 以上(11 または 17)が求められるので注意が必要となります。
新しいGPGキーのインストール
新しい GPG キーのインストール方法は以下の通り。
$ wget -O /etc/yum.repos.d/jenkins.repo https://pkg.jenkins.io/redhat/jenkins.repo
$ rpm --import https://pkg.jenkins.io/redhat/jenkins.io-2023.key
Java11のインストール
AmazonLinux2 の Java11 のインストールでは、openjdk のパッケージが標準で用意されていません。
そこで、AWS らしく amazon-corretto で対応しましょう。
$ yum -y install java-11-amazon-corretto
$ yum -y install jenkins
Jenkinsの設定
Jenkins の設定周りで特に変更点はないので、これまで通りの操作や設定で問題ありません。
・/etc/sysconfig/jenkins の設定
・nginx の設定
・jenkins ユーザのシェル環境
・GitHub との連携(デプロイキー)
まとめ
Jenkins の GPG キーのインストールと Java のバージョンについて紹介してきました。
weekly バージョンを使っている自分も悪いのですが、LTS バージョンでも java8 は切り捨てられる時代。
Jenkins が使えなくなると、デプロイ作業やバッチ処理などに影響が出てしまうプロジェクトも少なくないハズ。
ただ、CI 周りは GitHub Actions で事足りる時代になったので、Jenkins もそろそろ潮時なのかな。
って書いてたら、GitHub 側のサービスで障害が発生して使えないというオチ・・・。