Macで「1つ前の操作に戻す」「1つ後の操作に進む」のキーボード操作
長年 Windows を使ってきましたが、最近になって Mac を使い始めました。
今まで Windows では、1 つ前の操作に戻したい場合(アンドゥ)は「CtrlキーとZキー」、1 つ後の操作に進みたい場合(リドゥ)は「CtrlキーとYキー」で可能でした。
Office(Excel、Word)を使っている時や、エディタ(テキストエディタや統合開発環境など)で活躍するショートカットキーです。
1つ前の操作に戻す・・・Ctrl + z
1つ後の操作に戻す・・・Ctrl + y
この操作を繰り返すことで、3 回前や 10 回前のキー操作の状態に戻すことも可能です。
しかし、Mac の場合は少し状況が違ったので調べてみました。
Macでアンドゥ
Mac で 1 つ前の作業に処理を戻す場合は、Windows と同じく z キーを活用します。
Windows では Ctrl + z でしたが、Mac の場合は Command キーと z キーを使います。
Command + z
文字を打ち間違えて確定してしまった場合や、メールの文章を打っていて不要な文章を書き直したい場合に、キーボードの Command + z を押すだけで戻せます。
例えば、以下のように「たちつてと」を忘れて先に「なにぬねの」を打ちこんでしまった場合を想定してみます。
「なにぬねの」の文字を削除してもいいのですが、Command + z を押すと 1 つ前の状態に一気に戻せます。
「なにぬねの」を一括で打ち込んだ場合は、以下のようになります。「なにぬねの」を 1 文字ずつ打ち込んでいた場合は、1 回のアンドゥ操作だと「なにぬね」の状態に戻るので、この操作をあと 4 回繰り返して「なにぬねの」をすべて消しちゃいましょう。
Macでリドゥ
Mac で 1 つ先の作業に処理を進ませる場合は、Windows とは異なり Shift キーと z キーを活用します。
Windows では Ctrl + y でしたが、Mac の場合は Command キーと Shift キーと z キーを使います。
Command + Shift + z
Mac の OS のバージョンによって Windows と同じく Command + y で代用できる場合もあるようですが、最新の Mac の OS では思ったような挙動になってくれません。
先ほどの例のように、「なにぬねの」を打ち込んだ状態で作業を 1 つ戻しましたが、再度「なにぬねの」を復活させてみたいと思います。
この状態で Command + Shift + z をキーボードで押下します。
「なにぬねの」が復活しましたね。
このリドゥの機能は、アンドゥ機能で作業を戻した作業を取り消したい場合に有効です。
まとめ
Mac の以下の操作方法について紹介してみました。
1つ前の作業に戻す
1つ先の作業に進む
今回の例はシンプルなものなので手作業でもやり直しがききますが、仕事で重要な作業をしている場合はチマチマやり直すわけにはいきません。
例えば、細かい加工を施した画像を少し前の状態に戻したい場合や、1000 行くらい記述していたプログラムの中で一部分を不要だと思って削除したけどやっぱ戻したいってなった場合でも、このアンドゥやリドゥを活用することで効率よく復活させることができます。
Mac に慣れていないと、リドゥしたい場合に、ついつい Ctrl + y を押してしまう場合もあると思いますが、Ctrl + Shift + z を直感的に押せるようにしていきたいですね。
大型モニタを購入した際には、あわせてワイヤレスの BlueTooth マウスとキーボードを揃えておきたいですね。