Linuxのdateコマンドでよく使う日付フォーマット(1日前後、1ヶ月前後など)
久し振りにシェルでバッチでも書こうかと思い、前日の日付を取得しようとして date コマンドのフォーマット指定の仕方を忘れる。
結局、別のファイルを見て思い出すかネットで検索するハメになるのですが、自分の備忘録としてどこかに残しておくと便利です。
今回はそんな date コマンドでよく使うオプションをまとめておきます。
現在の日時
現在の日時を取得する際によく使うフォーマット(YYYY-MM-DD HH:mm:ss)
$ date '+%Y-%m-%d %H:%M:%S'
2015-10-09 07:20:32
場合によっては年月日はスラッシュ区切りかもしれませんが。
$ date '+%Y/%m/%d %H:%M:%S'
2015/10/09 07:20:32
最初に出力した形式の場合は、日付部分と時間部分のフォーマットが用意されているので、下記のようにも書けます。
$ date '+%F %T'
2015-10-09 07:20:32
1日後・1日前
1 日後の日付。
$ date '+%Y-%m-%d' --date '1 day'
2015-10-10
1 日前の日付。
$ date '+%Y-%m-%d' --date '1 days ago'
2015-10-08
1ヶ月後・1ヶ月前
1 ヶ月後の日付。
$ date '+%Y-%m-%d' --date '1 month'
2015-10-10
ただし、1 ヶ月後の同日が存在しない場合(例えば10/31の1か月後の場合は11/31が存在しない)は思った通りの結果にならないので注意。
$ date '+%Y-%m-%d' --date '2015-10-31 1 month'
2015-12-01
1 ヶ月前の日付。
$ date '+%Y-%m-%d' --date '1 month ago'
2015-10-08
ただし、1 ヶ月前の同日が存在しない場合(例えば10/31の1か月前の場合は9/31が存在しない)は思った通りの結果にならないので注意。
$ date '+%Y-%m-%d' --date '2015-10-31 1 month ago'
2015-10-01
運用でありそうなトラブル
昔、誕生日の 1 ヶ月前になったらプッシュ通知を送りたいみたいな仕様がありました。
単純に日付関数でいいだろうと思ったのですが、もし上記のように month で単純に見てしまうと、12/1 が誕生日の人に、11/1 ではなく 10/31 に通知が飛びます。
これはこれで、ほぼ 1 ヶ月前と言えなくもないですが、11/1 にも同様に 12/1 が誕生日の人に通知が行くので恥ずかしい失敗に繋がります。
また、12/31 が誕生日の人には通知が一生飛ばないという状況にも陥ります。
これを他の言語(例えばPHP)に置き換えても同じ運命を辿るので、あの時は確か当日から 30 日前の誕生日の人を対象にするという仕様にした記憶がうっすらとあります(笑)
$ date '+%Y-%m-%d' --date '2015-10-31 1 month'
2015-12-01
$ date '+%Y-%m-%d' --date '2015-11-01 1 month'
2015-12-01
$ date '+%Y-%m-%d' --date '2015-11-30 1 month'
2015-12-30
$ date '+%Y-%m-%d' --date '2015-12-01 1 month'
2016-01-01