テニスルール
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テニスのATPツアーの大会ランクとランキングポイントの仕組み

saratogax
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錦織圭選手が世界ランキング上位で活躍していた頃、日本でも男子プロテニスは大いに盛り上がりました。

その頃に観戦から離れていた方が久しぶりにツアーを眺めると、トップ選手の顔ぶれや大会の格付けが様変わりしていて戸惑うかもしれません。

今はヤニク・シナー選手とカルロス・アルカラス選手の2強時代に入り、ランキング争いの構図も大きく変わりました。

今回は ATP ツアーの大会のランク(格付け)の種類、各大会で得られるポイント、そして世界ランキングの決定方法を、最新の情報で整理して紹介したいと思います。

ATPの大会ランク(格付け)

ATP のツアー大会は、大きく 4 つのランクに分けられます。

グランドスラム(四大大会)
ATPマスターズ1000
ATP500
ATP250

この中で、グランドスラムやマスターズ1000には、上位ランキングの選手や予選を勝ち抜いた選手しか参加できません。

逆に上位ランキングの選手は、グランドスラムと一部のマスターズ1000への出場が義務付けられているため、トップ選手はこれらの大会に照準を合わせてスケジュールを組むのが一般的です。

ATP500 や ATP250 はトップ選手が必ずしも全大会に出るわけではないので、下位ランキングの選手にとってもポイントを大きく稼ぐチャンスとなります。

2026 年シーズンのツアーカレンダーでは、マスターズ1000 が 9 大会、ATP500 が 16 大会、ATP250 が 29 大会組まれています。

近年はマスターズ1000 の多くが出場枠を広げ、開催期間を約 2 週間に拡大した大会形式へと移行が進んでいます。

また、この 4 ランクよりも下のカテゴリーとして、主に若手や下位ランキングの選手が出場する大会もあります。

ATPチャレンジャーツアー
ITFワールドテニスツアー(旧フューチャーズ)

各大会で獲得できるポイント

次に、各大会で得られるランキングポイントを紹介します。

予選を勝ち抜いたり本選の 1 回戦に出場するだけでもポイントが入りますが、上位に進むほど大きなポイントが得られる仕組みです。

ここでは、ベスト8 以上で獲得できるポイントを表にまとめました。

大会ランク優勝準優勝ベスト4ベスト8
グランドスラム20001300800400
マスターズ10001000650400200
ATP500500330200100
ATP25025016510050
※表は横スクロールできます

グランドスラムの 4 大会は「全豪オープン」「全仏オープン」「ウィンブルドン」「全米オープン」で、優勝すれば 2000 ポイントと、他のどの大会よりも大きなポイントを獲得できます。

マスターズ1000 はグランドスラムの半分、ATP500・ATP250 はその大会名がそのまま優勝ポイントになっていると覚えると分かりやすいですね。

なお、年末のATPファイナルズは少し特殊な配点になっているので、後ほど個別に説明します。

世界ランキングの決まり方

男子の世界ランキングは ATP から毎週発表され、基本的に毎週月曜日に更新されます。

ランキングは、過去 52 週間に獲得したポイントのうち、対象となる上位 19 大会分(ATPファイナルズに出場した場合は 20 大会分)の合計で決まります。

その内訳は、おおむね以下のようになっています。

・グランドスラム 4 大会
・出場義務のあるマスターズ1000 8 大会
・それ以外の大会(ATP500・250 など)の成績上位 7 大会
・前年のATPファイナルズ

獲得したポイントは、その大会から 52 週が経過すると消滅していきます。

つまり「去年そこで稼いだポイント」を翌年同じ大会で守れないと、活躍していてもランキングが下がってしまうことがあるわけです。

選手が同じ大会に毎年こだわって出場するのには、こうしたポイント防衛(ディフェンディング)の事情もあるのですね。

ATPファイナルズとは

年末に開催される ATPファイナルズ(Nitto ATP Finals)は、その年に活躍したランキング上位 8 名だけが出場できる特別な大会です。

通常の世界ランキングではなく、その年の 1 月からツアーで獲得したポイントの合計(レース)で出場者が決まります。

そのため、通常ランキングで 8 位以内に入っていなくても、年間でコンスタントにポイントを稼いだ選手に出場チャンスがあります。

大会形式も独特で、まず総当たりのグループステージを行い、勝ち上がった選手が準決勝・決勝を戦います。

ポイントは勝ち進むごとに加算され、グループステージを全勝して優勝すると最大 1500 ポイントが得られます。

・グループステージ 1 勝につき 200
・準決勝で勝利すると +400
・決勝で勝利すると +500
(全勝優勝で最大 1500 ポイント)

開催地は、2019 年・2020 年はロンドンでしたが、2021 年からはイタリアのトリノで開催されており、2026 年もトリノでの開催が予定されています。

近年の優勝者を見ると、その時代を象徴するトップ選手が名を連ねているのが分かります。

2021年:アレクサンダー・ズベレフ
2022年:ノバク・ジョコビッチ
2023年:ノバク・ジョコビッチ
2024年:ヤニク・シナー
2025年:ヤニク・シナー

日本で開催されるATPツアー大会

日本で開催される一番大きな ATP ツアー大会は、東京・有明で行われる木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップスです。

かつて「楽天オープン」と呼ばれていた大会で、ランクは ATP500 にあたります。

世界のトップ選手も来日するため、国内でトップレベルのテニスを生で観られる貴重な機会となっています。

なお、日本男子テニスを牽引してきた錦織圭選手は、2026 年シーズンを最後に現役を引退することを表明しています。

長く応援してきたファンにとっては、彼が出場する試合を観られる機会も残りわずかとなりました。

まとめ

ATP ツアーの大会ランクとランキングポイントの仕組みについて紹介しました。

ポイントとランキングの関係が分かると、「なぜ活躍した選手のランキングが下がることがあるのか」といった疑問も解消できると思います。

今はシナー選手とアルカラス選手がしのぎを削る、新しい黄金時代の入口です。

大会の格付けやポイントの仕組みを頭に入れて観戦すると、1 試合 1 試合の重みがより伝わってきて、テニス観戦が一段と面白くなりますよ。

最新の大会ランクやポイントの詳細は、ATP公式サイトでも確認できます。

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フリーランスエンジニア
仕事にも趣味にも IT を駆使するフリーランスエンジニア。技術的な TIPS や日々の生活の中で深堀りしてみたくなったことを備忘録として残していきます。
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