【テニス動画レッスン】打点が近い悩みよ、さらば!軸足を「外す」だけで劇的にショットが安定する魔法のコツ
「いつもボールとの距離が近くなって、詰まったような打ち方になってしまう…」 「もっとゆとりを持って、プロのように伸びやかなスイングをしたい!」
そんな悩みをお持ちではありませんか? 実は、打点が近くなってしまう原因は「手の出し方」ではなく、「足の使い方」にあるかもしれません。
今回は、井上プロが提唱する「軸足を外す」という画期的なステップワークについて詳しく解説します。このコツを掴めば、驚くほど自然にボールとの距離が取れるようになりますよ。
1. 「軸足を外す」ってどういうこと?([02:56])
多くの人がやってしまいがちなのが、飛んできたボールの正面にそのまま立ってしまうことです。
「外す」とは、スプリットステップをした後、ボールが飛んでくる軌道(直線)から、自分の軸足を一歩横へずらすことを指します。
- フォアハンドなら右足
- バックハンドなら左足 を、まず最初にボールの軌道から遠ざけるように動かします。
2. 理想の距離感は「ラケット1本分」([04:23])
具体的にどれくらい離れればいいのか、目安が欲しいですよね。井上プロは「ラケット1本分、軸足を打点から離す」イメージを推奨しています。
これくらいの距離を確保することで、肩・肘・手首がスムーズに連動し、自分が最も力を発揮できる「理想の打点」でボールを捉えることができるようになります。
3. 「離れる」からこそ、体重が乗る([07:22])
「離れすぎるとボールに届かないのでは?」と不安になるかもしれません。しかし、実は逆なのです。
- 近すぎると:窮屈になり、体重をボールに乗せることができません。
- 離れていれば:最後に一歩踏み込むことで、自分の体重をしっかりとボールに伝えることができます。
「少し遠いかな?」と思うくらいの距離(ラケット1.5本分くらい)から入ることで、結果として重みのある良いボールが打てるようになります。
4. ウォーミングアップから意識を変えよう([10:42])
練習の最初のショートラリーやボレーボレーで、足を止めて手だけで打っていませんか? 正面に来たボールに対しても、あえて「軸足を外して、距離を作ってから打つ」という動作を繰り返してみてください。
この「外す」感覚が身につくと、自然とスイングの出力が上がり、無駄な力を入れなくてもボールが飛んでいくようになります。
【実践してみた感想】
フォアハンドストロークの際、左手を前や横に出してボールとの距離感を測る方法も一般的ですが、足と上手く連動しないと、結局最後には打点が近くなってしまいがちです。
今回の動画のように、「まず軸足を外して物理的に距離を取る」という意識に変えることで、自然と足が先に動くようになります。必然的にボールとのスペースが確保できるので、上半身の力みが抜け、スイング全体が非常に安定するのを実感できました。
まとめ
打点の近さを解消する鍵は、上半身ではなく「軸足のステップ」にあります。
- ボールの軌道から軸足を横に「外す」
- ラケット1本分以上のゆとりある距離を保つ
- 作ったスペースに体重を乗せて踏み込む
この3ステップを意識するだけで、あなたのストロークは見違えるほど力強く、安定したものになるはずです。まずは次回の練習のウォーミングアップから、軸足を「一歩外す」ことを意識してみてくださいね!
