【Apple】定期購入の猶予期間の設定と条件のベストアンサー
ユーザの決済不備による、サブスクの継続更新の失敗。
継続の意思はあったのに、クレジットカードの有効期限が切れていたり、キャリア決済の認証が切れていたりと・・・。
そんなユーザを逃すのはもったいないので、Apple には猶予期間というものが設けられています。
この猶予期間を利用して、獲得ユーザを逃さずサブスクを継続して利用してもらいましょう。
猶予期間について
猶予期間は Apple だけではなく、Google や Amazon などのサブスクでも用意されています。
プラットフォームによって仕様は異なるものの、挙動自体は似ているので導入はしやすいですね。
ちなみに Apple の猶予期間は提供している商品のプラン(期間)によって決まっています。
サブスクリプション期間 | 請求の猶予期間 |
---|---|
1 週間 | 6 日間 |
1 か月 | 16 日間 |
2 か月 | 16 日間 |
3 か月 | 16 日間 |
6 か月 | 16 日間 |
1 年 | 16 日間 |
猶予期間中の対応
私は 1 ヶ月のアイテムしか扱ったことがないですが、用途によって柔軟に期間選択できるのはいいですね。
ちなみに 1 ヶ月の商品の場合は猶予期間が 16 日と固定されています。
というか、大半のサブスクが 16 日ですね(笑)
(この辺は Google の方が柔軟)
猶予期間中にすることは 2 つ。
・購読中と同じくユーザにコンテンツを解放する
・ユーザに決済不備の状態であることを伝える
決済不備で継続できないけど、16 日以内に決済の状態が改善すれば、今までの契約を更新できますよという感じですね。
長期に契約しているユーザにインセンティブがあるようなコンテンツの場合、ユーザは新規登録で 1 からになるよりは継続したいでしょう。
また現在の Apple にはないですが、ユーザが一定期間以上サブスクを継続していると手数料が安くなるなど、プラットフォームによってはサービス運営側にメリットがあるケースもあります。
(以前の Google がそうでした)
まとめ
Apple のサブスクの猶予期間についてまとめてみました。
なお、猶予期間内に決済不備が解消されなかった場合は、60 日間の Account Hold(アカウントホールド)に入ります。
この状態は、Apple がユーザの決済不備の状況を追いかける期間となります。
この期間にコンテンツをユーザに提供する必要はないですが、決済の問題が解消されて再講読される可能性があるので「App Store サーバー通知」を受け取れるようにしておきましょう。