【Google】Play Billing Lab Appで無料トライアルのテストをしてみた

2024 年の Google I/O の中で「Play Billing Lab App」についての発表がありました。

We’re also introducing the new Play Billing Lab app, which makes it easier to adopt and test features that can help you improve the customer experience for one-time purchases and subscriptions. The Lab allows you to test your integration with Play’s billing system, create test configurations without affecting real users, and experiment with country overrides and subscription lifecycle changes.

また、新しい Play Billing Lab アプリも導入します。これにより、1 回限りの購入や定期購入のカスタマー エクスペリエンスを向上させるのに役立つ機能の導入とテストが容易になります。 このラボでは、Play の請求システムとの統合をテストし、実際のユーザーに影響を与えずにテスト構成を作成し、国のオーバーライドやサブスクリプションのライフサイクル変更を実験することができます。

I/O 2024: What’s new in Google Play

ストアのアプリページには詳細が書かれていないので、どのようなアプリなのかイメージが掴めません。

ということで、実際に使ってみるしかないですね。

同一ユーザで、サブスクリプションの無料トライアルが繰り返しデバッグできそうな記載があったので、これは少し楽しみです。

アプリ起動

「Play Billing Lab App」のストアページは以下の通り。

アプリをインストールして起動すると、テスターライセンスアカウントでのログインを要求されます。

ここでは、テスター登録しているアカウントを使いましょう。

最終的に以下のようなダッシュボードページが表示されれば成功です。

設定ページ

設定ページでは、以下の 2 つの項目が設定できます。

日本国内向けのサービスでは日本を選択しておけば問題ないでしょう。

海外からの購入を試したい場合は、ここで設定を一時的に上書きすることでテストできます。

無料試用が気軽に試せるようになるのはいいですね。

サブスクリプションの購入

なお設定を適用すると、2 時間の有効期限が設定され、設定内容がアクティブな状態となります。

もっと長くテストしたい場合は、期限切れ後に「再度有効にする」リンクが表示されるので、そこからアクティブな状態にすることが可能です。

この状態でサブスクリプション商品を購入すると、購入時のダイアログで無料トライアル(3分)を確認することが可能。

また、「Play Billing Lab」アプリの「定期購入の設定」画面から値段変更のテストを行うことができます。

まとめ

Google が公開した「Play Billing Lab」のアプリを試してみました。

このアプリ単体でテストができるわけではないですが、自分のアプリや「Google Play ストア」の定期購入ページだけでは完結できなかったテストが可能となっています。

無料試用(トライアル)や特典については、テスターアカウントに対してリセットがかけられるといいのですけどね・・・。

まさかこんな感じで、間接的なアプリが登場するとは・・・。

個人的には消費型のアプリ内課金で、プロモーションコードを使ったテストが手軽にできるようになると嬉しいのですが。

「Play Billing Lab」は、公式のドキュメントにも少し書かれているので紹介しておきます。

これによると、無料トライアル以外の以下のオファー(特典)についても同じ方法で試せそうですね。

saratoga

フリーランスエンジニア

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仕事にも趣味にも IT を駆使するフリーランスエンジニア。技術的な TIPS や日々の生活の中で深堀りしてみたくなったことを備忘録として残していきます。