勉強会や輪読会に使える話題の書籍(2021年版)
毎年恒例の「エンジニア本大賞」
勉強会や輪読会のネタになる 1 冊があるハズです。
ここでは、2021 年の年初に発表された、技術書のベスト 10 を紹介します。
AWS基礎からのネットワーク&サーバー構築
「AWS 基礎からのネットワーク&サーバー構築」は、AWS の世界を初めて体験する人にとって親切なガイドブックです。
この本は、AWS の基本からスタートして、具体的なネットワークやサーバーの構築方法までを解説しています。
初めて AWS を使う人でも安心して読み進められ、既に AWS をガッツリ触っている経験者も新しい知識を得ることができるハズ。
また本書の特徴は、具体的なステップバイステップのガイドを提供していることです。
これにより、読者は自分でネットワークやサーバーを構築する方法を実際に学べます。
IT 関連の仕事に携わっている人や、AWS を学びたいと思っている人にとって、この本は理想的な 1 冊になるんじゃないでしょうか。
Engineers in VOYAGE
「Engineers in VOYAGE」は、エンジニアリングの世界を旅するように探求する 1 冊となっています。
IT のプロフェッショナルたちが自身の経験、知識、そして洞察を共有するプラットフォームとして、読者に新たな視点とインスピレーションを提供していると言うと大袈裟でしょうか・・・。
この本では、ソフトウェア開発からシステム設計、プロジェクト管理まで、エンジニアリングのあらゆる側面が取り上げられています。
さらに、現場で直面する課題とその解決策、最新のテクノロジートレンド、そしてエンジニアとしてのキャリアパスについての知見も得ることが可能。
初心者から経験者まで、すべてのエンジニアにとって有益な情報が詰まっています。
オブジェクト指向UIデザイン
「オブジェクト指向 UI デザイン」は、UI デザインにおける新たなアプローチを提唱する書籍です。
オブジェクト指向プログラミングの原則を UI デザインに適用することで、より直感的で使いやすいインターフェースを作り出す方法を解説しています。
この本では、ユーザーとシステムの間の相互作用を理解し、それを基に効果的な UI を設計するための具体的な手法を学ぶことが可能。
また、実際の事例を通じて、オブジェクト指向 UI デザインの原則がどのように適用され、どのような効果をもたらすのかを具体的に理解することができます。
UI/UX デザイナー、フロントエンド開発者、プロダクトマネージャーなど、ユーザーインターフェースに関わるすべての人にとって、価値のある 1 冊となりそうです。
Clean Agile 基本に立ち戻れ
「Clean Agile 基本に立ち戻れ」は、アジャイル開発の元祖である Robert C. Martin(通称ボブ・マーチン)による 1 冊です。
アジャイル開発が広く受け入れられるようになった現在、その本質が見失われつつあると感じている開発者たちへ向けて、アジャイルの原則と実践について解説しています。
この本は、アジャイルの価値、原則、実践、および規律について深く掘り下げ、それらをどのように適用すべきかについて具体的なアドバイスが満載。
ボブ・マーチンの豊富な経験と洞察に基づいたこの本は、アジャイル開発を理解し、実践する上での貴重なガイドとなるでしょう。
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」は、スクラムというアジャイル開発手法を効果的に学び、実践するための 1 冊です。
スクラムの基本的な概念から、具体的なプラクティス、さらにはチームでの実践方法までを網羅しています。
特に、スクラムの進行役であるスクラムマスターの役割とそのスキル向上に重点を置いて解説。
また、実際のスクラムチームでのエピソードや経験を交えた内容は、理論だけでなく実践的な知識も得られます。
スクラムを始めたばかりのチームや、より効果的なスクラム運用を目指す組織にとって、この本は非常に有用なガイドブックとなるでしょう。
Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
「Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書」は、実際にチーム内の勉強会で使った本。
内容は基本的なことですが、AWS で使ったことのないサービスの理解にはちょうどいいと思います。
IP マスカレードとか、LAN ケーブル(ストレート、クロス)の用語には懐かしさを感じました。
(まあ、どちらも現役ですけどね)
マスカレードといえば「TRF」だよねっていう話が、やはり若い世代には通用しなくて・・・。
ゼロから作るDeep Learning
「ゼロから作る Deep Learning」は、ディープラーニングの基礎から実践的な知識までを学べる 1 冊です。
Python を使用して、ニューラルネットワークの基本構造から、より高度なテクニックまでをゼロから実装します。
この本の特徴は、数学的な理論を詳細に説明するだけでなく、実際にコードを書くことで理解を深めるアプローチを採用している点です。
また、手書き数字認識や画像認識など、具体的な問題に対するディープラーニングの適用例も豊富に紹介されています。
初心者から経験者まで、ディープラーニングに関心のあるすべての読者にとって、この本は貴重な学習資源となるでしょう。
ドメイン駆動設計入門
「ドメイン駆動設計入門」は、ビジネスの要求を理解し、それを反映したソフトウェアを設計するための手法であるドメイン駆動設計(DDD)を解説した書籍です。
DDD の基本的な概念から、具体的な設計手法、実装例までを詳しく説明しています。
この本は、ビジネスの要求を直接的にソフトウェアに反映させることで、より効果的なシステム開発を実現する方法を提供。
また、実際のプロジェクトでの事例や経験を交えて説明されているため、理論だけでなく実践的な知識も得ることができます。
ソフトウェア開発者やアーキテクト、プロジェクトマネージャーなど、システム開発に関わるすべての人にとって、この本は有益な 1 冊となるでしょう。
個人的には、DDD なら「増田亨」さんの「現場で役立つシステム設計の原則」が途中の章まではわかりやすかった。
ソースコードのサンプルが複数ページにまたがると技術書は辛いですね・・・。
マスタリングTCP/IP
「マスタリング TCP/IP」は、ネットワーク技術の基礎知識を深く理解するための定番書籍です。
TCP/IP プロトコルスタックの各層を詳細に解説し、その機能と動作原理を明確に説明しています。
また、それぞれのプロトコルがどのように相互作用し、全体としてネットワーク通信を実現しているかを理解するための情報も豊富に提供しています。
この本は、ネットワークエンジニアやシステム管理者はもちろん、ネットワークに興味のある学生や研究者にとっても有用な 1 冊となるでしょう。
理論的な説明と実践的な例がバランス良く組み合わさっており、TCP/IP の理解を深めるための最良のリソースと言えます。
大学生の時に教科書として買わされた記憶があるんだけど気のせいだろうか。
もう大ベストセラー本ですね。
アルゴリズムとデータ構造
「アルゴリズムとデータ構造」は、プログラミングの基礎となるアルゴリズムとデータ構造について詳しく解説した書籍です。
リスト、スタック、キュー、ツリー、グラフなどの基本的なデータ構造から、ソート、探索、グラフ理論などのアルゴリズムまで、幅広くカバーしています。
また、それぞれのテーマについて、理論的な解説だけでなく、具体的なコード例も提供しており、読者が自身で実装する際の手引きとなります。
この本は、初学者から経験者まで、プログラミングに関心のあるすべての読者にとって、理解を深めるための貴重な 1 冊となるでしょう。
なぜ今頃になって「アルゴリズムとデータ構造」が注目を浴びているのだろうか。
この「アルゴリズムとデータ構造」って大学の時の講義の名称とまったく同じ・・・。