カイロソフト「冒険ダンジョン村2」レビュー:魔王から勇者へ、止まらない時間泥棒ゲーム
最近、カイロソフトの「魔王城ものがたり」にどっぷりハマり、3周目で図鑑コンプリートを達成しました。
魔物たちを育てて魔王城を発展させるという斬新なゲームで、気付けば何時間もプレイしてしまうほどの中毒性……。
「もうやり切った!」という達成感と同時に、これは危険だと感じてアンインストールしましたが、その後にふと目に入ったのが「冒険ダンジョン村2」です。
「魔王城ものがたり」の逆視点、つまり勇者たちの村を育てるゲームということで、相性が抜群。
気になってしまい、先週末からプレイを始めたところ……見事に再び時間を溶かしています(笑)
ゲーム概要
「冒険ダンジョン村2」は、RPG×経営シミュレーションというジャンルの作品です。
プレイヤーは村長として、冒険者たちが安心して暮らし、そして戦える村を育てていきます。
ゲームの基本的な流れはこんな感じです。
- 村に宿やお店を建設して、冒険者を呼び寄せる
- 冒険者が勝手にダンジョンへ出かけ、モンスターを討伐
- 戦利品を村に持ち帰り、資金や素材として活用
- 村をさらに発展させ、より強い冒険者や施設を追加
- 強力なボスを倒して新しいエリアを開放していく
つまり、冒険者を直接操作するわけではなく、勇者たちを支える立場でゲームが進みます。
「魔王城ものがたり」でモンスターを育てていた身としては、視点が逆転していて新鮮そのものです。
実際にプレイして感じた面白さ
冒険者たちの成長が楽しい
冒険者たちは自分で考えて戦い、探索し、レベルアップしていきます。
プレイヤーは装備やアイテムを整えてあげるだけなので、まるでRPGのNPCを見守る親の気分。
強い武器を渡したら目に見えて活躍してくれるので、「よしよし!」と声をかけたくなります(笑)
村づくりの奥深さ
施設をどこに配置するかで、冒険者の行動パターンや効率が変わるのも面白いポイント。
宿屋を増やすか、飲食店を優先するか……限られたスペースで最適化を考えるのが楽しく、気付けば時間を忘れて夢中になります。
魔王城ものがたりプレイヤーならではの感覚
魔王城もので見慣れたモンスターたちが敵として登場するのも嬉しいところ。
「このモンスター、前はうちの城で働いてたのに…!」なんて、ちょっとした感情移入が生まれてしまいます(笑)
時間泥棒ぶりに要注意
最大の魅力であり、最大の罠が時間泥棒です。
「あと1回冒険が終わったらやめよう」
「この施設だけ建ててから寝よう」
……そんなセリフが何度も頭をよぎりますが、結局やめられません。
新しい施設が解放されると、次はそれを活かすための計画を立てたくなるんですよね。
気がつけば、休日が一瞬で終わっているなんてことも。
「魔王城ものがたり」で時間を溶かしたばかりなのに、また同じループに入ってしまいました…。
魔王城ものがたりとの比較
「魔王城ものがたり」と「冒険ダンジョン村2」を両方プレイしてみると、面白い対比が見えてきます。
作品 | 視点 | 育成対象 | ゲームの目的 |
---|---|---|---|
魔王城ものがたり | 魔王 | モンスター | 魔王城を発展させ、勇者を撃退 |
冒険ダンジョン村2 | 村長 | 勇者たち | 村を発展させ、魔王を討伐 |
どちらも「育成」「施設配置」「最適化」が共通の楽しみですが、視点が逆になることで、まったく別の物語を体験できます。
両方を遊ぶと、まるで一つの世界を二方向から見ている感覚で、とても面白いです。
まとめ
「冒険ダンジョン村2」は、RPG好きと経営シミュレーション好きの両方に刺さる傑作です。
冒険者が成長していく過程を見守る楽しさ、村を大きくしていく達成感、そして新しい発見が次々に現れる中毒性……どれもクセになります。
ただし、時間管理だけは本当に注意。
気がつけば深夜になり、次の日が辛くなること間違いなしです。
勇者たちを支えたあとは、今度は自分が勇者になって冒険に出かけましょう!